Aimer(エメ)『雪の降る街』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
3rdシングル『雪の降る街/冬のダイヤモンド』の表題曲としてリリースされた一曲。
この曲は、日テレ系ドラマ『ゴースト〜天国からのささやき シーズン3』の前期エンディングテーマとしても起用されました。
美しい雪景色と共にやってくる人肌恋しい寂しさ。
冬に感じる素直な気持ちがストレートに表現された楽曲となっています。
Aimer公式Twitterアカウントのツイートから。
「blanc」収録
11 雪の降る街透き通った冬は大好き。
でもひとりではかじかむ手のひらに
寂しくもなる季節。
気持ちを素直に表現しました。わたしの最初の“冬の曲”です。
アートワークは
自慢したくなるほどに可愛い!https://t.co/3KCkXAH5Q5 pic.twitter.com/6AiH8SpXTX— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) April 29, 2017
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『雪の降る街』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Aimer『雪の降る街』歌詞
歌手:Aimer
作詞:aimerrhythm
作曲:黒田晃太郎
収録:3rdシングル『雪の降る街/冬のダイヤモンド』
発売日:2012年2月23日(水)
恋しくて ただ恋しくて 今
粉雪が街を包みこんだ
会えなくなって はじめて気が付いた
大切なコト 傍にいたコト
灰色の空 冷たい風が吹き付ける
キミの呼ぶ声
聞こえる気がするのはどうして?
ため息は白んで
季節はめぐる 立ち尽くす心残したまま
恋しくて ただ恋しくて 今
粉雪が街を包みこんだ
どうして? 生まれたての想いが
そっと手のひらで溶けてゆく
かじかんだ指 吐息で温めた
愛しく想う あのぬくもり
ひとりになって 3度目の冬が来た
伝えたいのは「元気でいるよ」と
それだけ
大切な思い出
降り積もる雪のように
また景色を染めていく
恋しくて ただ恋しくて 今
粉雪がナミダ包みこんで
どうして?突然で切なくて
そっと濡れた頬を冷やしてく
目の前に今も浮かぶ
駅のホーム
キミは涙こらえながら笑ってた
あと少しだけ 切ない冬の中で
二人きり 夢見ていたかった
そうだよ この雪がやむ頃には
きっとまた歩いていけるよ
『雪の降る街』歌詞の意味
この曲『雪の降る街』は、タイトルからも想像できる通り“冬”をテーマに描いた楽曲です。
澄んだ空気や白い雪が美しい季節。
その中にどこか感じる寂しさ。
そんな相反する感情を、大切な人を失ってしまった主人公のストーリとして歌っています。
ストレートな言葉で紡がれた、切ないバラードナンバーです。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeで公開されている『雪の降る街』公式MV。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
Aメロ部分の歌詞がこちら。
会えなくなって はじめて気が付いた
大切なコト 傍にいたコト
灰色の空 冷たい風が吹き付ける
キミの呼ぶ声
聞こえる気がするのはどうして?
会えなくなってはじめて気付くもの。
会えることが当たり前だと思っていた人が突然いなくなる悲しさ。
そして突きつけられる現実。
当たり前のように大切な人の傍にいられること、それはとても有難いことだったのです。
そんな大切なことに気づかされながら、冬の冷たい風の中で立ち尽くすのでした。
それでもまだ心のどこかで、失った人が帰ってくるような気がして。
続くBメロの歌詞。
ため息は白んで
季節はめぐる 立ち尽くす心残したまま
ため息が白くなるほどの寒い冬は、寂しさや悲しさをより強く感じさせる季節。
どれだけ季節が巡っても、大切な人を失った悲しさはいつまでも冬の寒さの中に置き去りにしたままなのです。
そして1番サビの歌詞がこちら。
恋しくて ただ恋しくて 今
粉雪が街を包みこんだ
どうして? 生まれたての想いが
そっと手のひらで溶けてゆく
主人公の素直な気持ち、それはただ恋しいということ。
当たり前のように傍にいた大切な人にもう一度会いたい。
なぜ会えないのだろう。
なぜ帰ってこないのだろうか。
そんな感情が、粉雪のように生まれては消えてを繰り返しているのです。
2月22日リリースの3rd single「雪の降る街」のAimer手書き歌詞です。明日は素敵なお知らせも… by staff pic.twitter.com/6PgAIEaJ
— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) January 25, 2012
2番:歌詞の意味
2番Aメロの歌詞から。
かじかんだ指 吐息で温めた
愛しく想う あのぬくもり
ひとりになって 3度目の冬が来た
伝えたいのは「元気でいるよ」と
それだけ
寒さの中で孤独を感じながら、かじかんだ指に息を吹きかけ温める主人公。
その温もりは、大切な人と一緒にいられた頃の温もりを思い出させるようで、どこか愛しさを思い出させます。
気づけば3年の月日が経ち、心の寂しさは無くならないまま時間だけが過ぎていくのです。
今はもう会うことのできない彼へ、伝えたいことは「元気でいるよ」の一言。
それだけでいいから伝えたい。
続く2番Bメロの歌詞がこちら。
大切な思い出
降り積もる雪のように
また景色を染めていく
思い出せば思い出すほど、たくさんの大切な思い出が蘇ってきます。
それは降り積もる雪のように美しく、心の中をきれいな色に染めてくれるのです。
夢のような世界に連れて行ってくれるその思い出は、主人公にとって大切な大切な宝物。
そして2番サビの歌詞。
恋しくて ただ恋しくて 今
粉雪がナミダ包みこんで
どうして?突然で切なくて
そっと濡れた頬を冷やしてく
今の主人公の素直な気持ち、それはただ恋しいということ。
空から舞い降りる粉雪は美しくも、寂しさや切なさも同時に連れてきます。
頬を濡らすその雪は主人公を現実世界に引き戻し、孤独をまた感じさせるのです。
Cメロの歌詞が続きます。
目の前に今も浮かぶ
駅のホーム
キミは涙こらえながら笑ってた
いつも夢に見るのは彼との最後の思い出、それは駅のホームでお別れしたときのこと。
何年経ってもどれだけ時が過ぎても忘れることのない光景。
きっと悲しかったはずなのに、彼は涙を堪え最後の最後まで笑顔のままでした。
そんな彼のことが大好きだったのです。
そしてラスサビのこの歌詞。
あと少しだけ 切ない冬の中で
二人きり 夢見ていたかった
そうだよ この雪がやむ頃には
きっとまた歩いていけるよ
最後はもう一度、主人公が抱える素直な気持ちが歌われます。
あと少しだけ、あと少しだけでいいから2人で一緒にいたかった。
この切ない冬を夢の中で2人きりで乗り越えたかった。
この雪がやむ頃には、また前に進んでいけるはずだから。
ぜひ歌詞の意味に寄り添いながら、この曲『雪の降る街』の世界観をじっくりと楽しんでみてください!
美しい冬の情景とともに 、当たり前の日常の大切さや儚さを感じられるかもしれません。
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