Aimer(エメ)『六等星の夜』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
メジャーデビューシングル『六等星の夜/悲しみはオーロラに/TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR』に収録された一曲。
Aimerにとっての記念すべきメジャーデビュー曲です。
この曲は、アニメ・ノイタミナ枠『NO.6』のエンディングテーマとして起用されました。
Aimer公式Twitterアカウントのツイートから。
「blanc」収録
1 六等星の夜六等星は肉眼で見えるいちばん暗い星
だから「六等星の夜」は
だれかの人生そのものだと思いながら、詞を書きました。ベストの1曲めはこの曲にしたかったのです。
たくさんの想いと思い出が詰まった
はじまりの曲です。 pic.twitter.com/RIk3Clw4xP— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) April 19, 2017
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『六等星の夜』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Aimer『六等星の夜』歌詞
歌手:Aimer
作詞:aimerrhythm
作曲:飛内将大
収録:デビューシングル『六等星の夜/悲しみはオーロラに/TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR』
発売日:2011年9月7日(水)
傷ついたときは
そっと包みこんでくれたら嬉しい
転んで立てないときは少しの勇気をください
想いはずっと届かないまま今日も
冷たい街でひとり
ココが何処かも思い出せない
終わらない夜に願いはひとつ
“星のない空に輝く光を”
戻れない場所に捨てたものでさえ
生まれ変わって明日をきっと照らす
星屑の中であなたに出会えた
いつかの気持ちのまま会えたらよかった
戻らない過去に泣いたことでさえ
生まれ変わって明日をきっと照らしてくれる
眠れないときは
そっと手をつないでくれたら嬉しい
夜明けは来るよと囁いていて嘘でもいいから
願いはずっと叶わないまま今夜
星座を連れ去って
消えてしまったもう、戻れない…
終わらない夜に願いはひとつ
“星のない空に輝く光を”
今は遠すぎて儚い星でも
生まれ変わって夜空をきっと照らす
星屑の中で出会えた奇跡が
人混みの中にまた見えなくなる
戻らない過去に泣いた夜たちに
告げるサヨナラ明日はきっと輝けるように
こんな小さな星座なのに
ココにいたこと気づいてくれてありがとう
終わらない夜に願いはひとつ
“星のない空に輝く光を”
戻れない場所に捨てたものでさえ
生まれ変わって明日をきっと照らす
星屑の中であなたに出会えた
いつかの気持ちのまま会えたらよかった
戻らない過去に泣いたことでさえ
生まれ変わって明日をきっと照らしてくれる
『六等星の夜』歌詞の意味
この曲『六等星の夜』は、Aimerにとっての始まりの曲。
喜びや悲しみハッピーエンドもバッドエンドも、全て含めてそれが人生。
命の儚さや生きることに対する悲観的な想いが見え隠れするも、その中に見える小さな希望がエモーショナルに歌われた楽曲です。
六等星というのは肉眼で見るのがギリギリなほどの、弱い光を放つ星のこと。
自分が不安に押しつぶされそうなとき、その六等星は目の前に現れます。
公式音源の紹介
こちらがYouTubeに公開されている『六等星の夜』公式音源。
この曲は、静かなピアノの音とAimerの力強くも優しい歌声が美しく響く楽曲。
これぞAimerの曲!とも言えるようなエモーショナルな仕上がりになっています。
言わずと知れた名曲です。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
傷ついたときは
そっと包みこんでくれたら嬉しい
転んで立てないときは少しの勇気をください
生きることに悲観的になっている主人公。
傷ついたときはそっと誰かの優しさに包み込まれたい。
そして、辛くて立ち上がれなくなってしまったときは、ほんの少しだけ背中を押して勇気付けてほしい。
そんな願望が素直に歌われています。
小さな小さな優しさでも、ときに大きな希望に変わるのです。
続くBメロ部分の歌詞。
想いはずっと届かないまま今日も
冷たい街でひとり
ココが何処かも思い出せない
このパートでも主人公の孤独が描かれます。
心に秘めた思いはいつまでも自分の中に閉じ込められたまま。
たった1人、冷たく寂しい街の中を彷徨っています。
今の主人公はそんな心持ちなのです。
そしてサビの歌詞がこちら。
終わらない夜に願いはひとつ
“星のない空に輝く光を”
戻れない場所に捨てたものでさえ
生まれ変わって明日をきっと照らす
星屑の中であなたに出会えた
いつかの気持ちのまま会えたらよかった
戻らない過去に泣いたことでさえ
生まれ変わって明日をきっと照らしてくれる
“終わらない夜“というのは、どこまでも続く主人公の不安な心情を表した言葉です。
苦しい日々の中で願うものは、たった一つの希望の光。
その光はきっと目の前を明るく照らしてくれるはず。
この終わらない暗闇の中から自分を連れ出してくれる。
そしてそんな光は、深く暗い夜にしか現れることのない六等星なのです。
その光は、これまで見てきた光とは違った光を放ちます。
儚くも力強く。
自分と似たものさえ感じるのです。
2番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分から。
眠れないときは
そっと手をつないでくれたら嬉しい
夜明けは来るよと囁いていて嘘でもいいから
このパートも1番同様、人生に対して悲観的になっている主人公の心情が描かれた部分。
不安で眠れないときは、そっと手を繋いでいてほしい。
そして側で、「大丈夫」だって言ってほしい。
それがたとえ嘘だとしても、その言葉や温もりには大きなパワーがあるのです。
続く2番Bメロの歌詞。
願いはずっと叶わないまま今夜
星座を連れ去って
消えてしまったもう、戻れない…
希望の光を見つけたい。
優しく包み込んでほしい。
そんな願いがもし今夜叶わなければ、もうこの暗い夜からは抜け出せないかもしれない。
それほど深く苦しむ主人公の姿があります。
そして2番サビの歌詞がこちら。
終わらない夜に願いはひとつ
“星のない空に輝く光を”
今は遠すぎて儚い星でも
生まれ変わって夜空をきっと照らす
星屑の中で出会えた奇跡が
人混みの中にまた見えなくなる
戻らない過去に泣いた夜たちに
告げるサヨナラ明日はきっと輝けるように
前半部分は1番の歌詞と同様。
六等星の光は儚く弱いもの。
1度見つけたとしても、人混みの様な喧騒や心のざわつきの中ですぐに姿を消してしまう。
そしてそれはお互い様に。
そうやって見え隠れする希望の光をなんとか追い続けながら、これまでの暗い過去を捨て去って前に進むことを誓います。
ラスサビ前のCメロ部分がこちら。
こんな小さな星座なのに
ココにいたこと気づいてくれてありがとう
“小さな星座“というのはこの曲の主人公のこと。
暗闇の中に小さく小さく彷徨う主人公もまた、六等星の様な存在。
そんな自分を見つけてくれた私の光(希望の光)へ「ありがとう」の気持ちを伝えます。
そしてまた、深く暗い夜の中と明るい明日の間でもがき続けるのです。
ラスサビの歌詞は1番と同様になります。
光と闇、陰と陽。
一見相反する感情を丁寧に歌い上げた、Aimerの真骨頂とも言える楽曲。
ぜひ歌詞の意味をじっくりと味わいながら、この曲『六等星の夜』の世界を楽しんでみてください!
静かな夜にそっと1人で聴きたい楽曲です。
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