Aimer(エメ)『茜さす』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
12thシングル『茜さす/everlasting snow』の表題曲としてリリースされた楽曲。
この曲は、アニメ『夏目友人帳 伍』のエンディングテーマとしても起用されました。
歌詞で紡がれる夕暮れ時の情景描写が美しい、感動的なバラード作品となっています。
Aimerの公式Twitterに投稿されたツイート。
「blanc」収録
10 茜さす「daydream」リリース後の自分の心境と
シンクロさせながら詞を書きました。痛み重ね 出会いを知る
出会い重ね 願いを知るずっと歌いたいという思いも込めた曲です。https://t.co/33SX4tWvIN pic.twitter.com/OyXC4a2sRU
— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) April 28, 2017
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『茜さす』の歌詞紹介からしていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Aimer『茜さす』歌詞
歌手:Aimer
作詞:aimerrhythm
作曲:釣俊輔
収録:12thシングル『茜さす/everlasting snow』
発売日:2016年11月16日(水)
枯れ葉舞う町角を
駆け抜けていく乾いた風
伸びた影とイチョウ並木
季節を見てたかった
返事のない呼ぶ声は
あっという間 かき消されてしまう
目ぬき通り 人波抜けて
どこか遠く 誰もいない場所へ
気づいていたのに 何も知らないふり
一人きりでは 何もできなかった
出会えた幻にさよならを
茜さす この空に
零れた弱さに手のひらを
一輪の徒花 そんなふうに
願い叶え 痛みを知る
渡り鳥の鳴く声も
赤く染まる雲に消えてしまう
帰り道も遠く離れて
今は一人 誰もいない場所で
気付いた景色の色にふれたとしても
一人きりでは 声も出せなかった
愛した幻に口づけを 黄昏れた この空に
まだ夕べの星灯らない
待ち宵も朧げ 月は何処に
引き裂かれて 痛みを知る
くり返す日々の中で探してたのは
歩き続けるための願い
出会えた幻にさよならを
憧れは この空に
流れた月日を手のひらに
一片の花弁 そんなふうに
痛み重ね 出会いを知る
出会い重ね 願いを知る
『茜さす』歌詞の意味&魅力
この曲『茜さす』は、出会いと別れを繰り返す中で前に進んでいく主人公が描かれた、エモーショナルなバラードナンバー。
失恋の曲としても、普遍的な曲としても捉えられる歌詞となっています。
ことわざにもある「会うは別れの始め」という言葉を想起させるような、切なくも温かい楽曲です。
別れにはいつも痛みが付いてくる。
ただその痛みは、出会いという喜びがあってこそのもの。
そうやっていつも出会いと別れを繰り返しながら、1日1日を大切に生きていくのです。
より深く楽曲内容を理解したい方は、タイアップアニメ等も要チェックです!↓↓
【2022年最新】アニメ見放題サイトおすすめ11選を徹底比較!ランキング形式で紹介!
公式MVの紹介
こちらがYouTubeで公開されている『茜さす』公式MV。
『茜さす』で描かれる切なさや儚さをよりリアルに感じさせるMV作品。
切ない歌詞と温かい映像が相まって、その情景の美しさがすっと心の中に入り込んでくるような優しい映像に仕上がっています。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
枯れ葉舞う町角を
駆け抜けていく乾いた風
伸びた影とイチョウ並木
季節を見てたかった
返事のない呼ぶ声は あっという間
かき消されてしまう
目ぬき通り 人波抜けて
どこか遠く 誰もいない場所へ
ここは夕暮れどきの感傷的な情景を鮮明に描いたパート。
“枯れ葉”や”乾いた風”という言葉は、どこか寂しげな雰囲気を感じさせます。
“伸びた影”は日が沈んでいく様子を表現する言葉であり、そんな夕暮れどきに主人公は1人イチョウ並木の中を歩いているのです。
本当は大好きなあなたと一緒に歩きたかったけれど。
会いたいと願う人に会うこともできず、ただただ孤独を抱えて歩き続ける主人公が描かれています。
続くBメロ部分の歌詞。
気づいていたのに 何も知らないふり
一人きりでは 何もできなかった
また自分が独りになってしまったという事実。
その事実からできるだけ目を背けてきたけれど、一人きりでは何もできず、その現実を受け入れざるをえないのです。
逃げたくても逃げられないやるせなさが、主人公を苦しめる痛みとなっています。
そして1番サビの歌詞がこちら。
出会えた幻にさよならを
茜さす この空に
零れた弱さに手のひらを
一輪の徒花 そんなふうに
願い叶え 痛みを知る
“出会えた幻”というのは“別れ”を示す言葉。
出会えた喜びがあれば、それと同時に別れの悲しみが必ず用意されるということ。
そして“徒花”とは、花が咲いても決して実を結ばない花のことを意味する言葉になります。
出会いという願いを叶えることで、別れの痛みを知る。
その繰り返しの中を生きていく。
それは偶然ではなく必然なのです。
2番:歌詞の意味
2番Aメロの歌詞。
渡り鳥の鳴く声も 赤く染まる雲に消えてしまう
帰り道も遠く離れて 今は一人 誰もいない場所で
1番同様、Aメロ部分は主人公の孤独を描写したパートになります。
渡り鳥さえどこか遠くえ消えていき、自分の周りには誰もいない。
そんな孤独を感じながら、毎日毎日1人帰路に就くのです。
続く2番Bメロの歌詞。
気付いた景色の色にふれたとしても
一人きりでは 声も出せなかった
夕暮れどきの茜色の空。
その美しい空に抱く感動を共有できる人は誰もいません。
1人きりの主人公は、美しい景色を独り心の中にしまっておくことしかできないのです。
そんな自分自身が切なく、苦しみを感じる主人公がいます。
2番サビの歌詞がこちら。
愛した幻に口づけを
黄昏れた この空に
まだ夕べの星灯らない
待ち宵も朧げ 月は何処に
引き裂かれて 痛みを知る
そんな夕日が沈む空を眺めながら、これまで共に歩んだ大切な人を思い浮かべます。
どれだけ待っても来るはずのない人を想いながら、その切なさをただただ心に焼き付けるしかない主人公は、胸を引き裂かれるような痛みを感じているのです。
そしてCメロの歌詞が続きます。
くり返す日々の中で探してたのは
歩き続けるための願い
出会いと別れを繰り返す中で感じる痛み。
痛みの中で求めるのは、新しい出会い。
その出会いが主人公が歩き続けるためには必要なのです。
孤独ほどの痛みはない。
どうかまた寄り添え会える人と出会えますようにと、ただ願い続ける主人公がいます。
ラスサビの歌詞がこちら。
出会えた幻にさよならを
憧れは この空に
流れた月日を手のひらに
一片の花弁 そんなふうに
痛み重ね 出会いを知る
出会い重ね 願いを知る
出会いがあれば別れも必然。
その別れまでのかけがえのない日々を大切に大切に過ごす。
いつかその日々が一片の花弁となり、新たな花弁を探す旅に出る。
そうやって別れの痛みと出会いの喜びを繰り返しながら、心の中に大きな大きな花を咲かせていきます。
大切な人と出会い、別れることで、自分自身の本当の願望に気づいていくのです。
それは愛されたいという気持ち。
そして誰かを愛したいという気持ち。
誰もが経験する出会いと別れ。
その儚さや切なさ。
そして自分自身にとって、本当に大切なものとは何かを気づかせてくれる言葉たち。
ぜひ歌詞に込められた意味を大切に、この曲『茜さす』を聴いてみてください!
聴く人の心に優しさを、
そして温かさをくれるはずです。
より深く楽曲内容を理解したい方は、タイアップアニメ等も要チェックです!↓↓
【2022年最新】アニメ見放題サイトおすすめ11選を徹底比較!ランキング形式で紹介!
その他Aimerのおすすめ曲
今なら無料で音楽聴き放題!
\\いつでも解約OK!//