Aimer(エメ)『Torches』の歌詞和訳とその意味&魅力について解説していきます。
この曲は、17thシングル『Torches』として発表された一曲。
NHK総合アニメ『ヴィンランド・サガ』のエンディングテーマとしても起用されました。
独りで静かに進むのではなく、松明(たいまつ)を灯しみんなと一緒に進んでいく。
そんな決意が込められた勇敢な楽曲。
Aimerの公式Twitterに投稿されたツイートから。
「Torches」ティザー映像解禁!
ヴィンランド・サガ、ついに始まります。楽しみ!! #VINLAND_SAGAhttps://t.co/Ek2kTbSVaQ pic.twitter.com/e2JvEQiq1j— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) July 7, 2019
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『Torches』の歌詞和訳から紹介していきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Aimer『Torches』歌詞和訳
歌手:Aimer
作詞:aimerrhythm
作曲:飛内将大
収録:17thシングル『Torches』
発売日:2019年8月14日(水)
It’s just like a burning torch in a storm
Like a little flower blooming in a home
強く確かな意思を掲げ
時に優しくあればいい
<和訳>
それはまるで嵐の中に萌える松明のようだ
それは家の中に咲く小さな花のようだ
A misty moon
Missing you
滲む景色に膝を抱き
胸をはせる時
<和訳>
おぼろ月夜
あなたのことが恋しい
Listen to me
Cleave your way again
誓いの日々が最後に放つ未来
ゆがんだ空に描いた掌たちが 頬を濡らす
You’re not alone
今 灯火を抱け その闇にむけ
<和訳>
私の話を聞いて
もう一度あなたが信じた道を進め
あなはた一人じゃない
It’s just like a lighthouse in your hands
Like a little flag flapping in the sands
ふいに失くした意味に怯え
道を誤ることはない
<和訳>
それはまるで手の内にある灯台のようだ
それは砂の中に揺れる小さな旗のようだ
A floating moon
You still croon?
揺れる波間に目を凝らし
舵を止める時
<和訳>
空に浮かぶ月
まだあなたは歌っているの?
Listen to me
Sail away again
未開の海に 海路を照らす願い
繋いだ声は 答えのない世界へと 帆を揺らす
You’re not alone
ただ 荒波を行け その闇を抜け
<和訳>
私の話を聞いて
もう一度出航しよう
あなたは一人じゃない
輝きを増せ
吹き荒れる風が織りなす雨音は
遥か遠く見えた大地の唄になる
黄金色に輝く瞼の景色と
やがて来る祝福の日々のため
傷つかずに進むだけの道などなく
傷つくためだけに生まれた者もいない
Do good to be good…
<和訳>
上手くいくように良いことをしよう
You’re not alone
荒波を行け その闇を抜け
<和訳>
あなたは一人じゃない
ただ前を向け
『Torches』歌詞の意味
この曲のタイトル『Torches』とは、和訳をすると『松明(たいまつ)』と言う意味になります。
そしてこの曲のテーマは”新しい夜“。
これまでAimerが描いてきた一人ぼっちの夜ではなく、そこには沢山の仲間がいるのです。
松明は暗い夜を照らし、前に進む人たちの道しるべとなる。
そんな松明に私がなる。
力強く勇敢な決意が込められた、壮大で神秘的な楽曲に仕上がっています。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeに公開されている『Torches』公式MV。
この曲は、民族的な音がふんだんに使われた神秘的な楽曲。
曲の世界観を再現するかのような、壮大な大自然が印象的MV。
観る人に自然のエネルギーを与えてくれるような映像作品となっています。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロの歌詞から。
It’s just like a burning torch in a storm
Like a little flower blooming in a home
強く確かな意思を掲げ
時に優しくあればいい
嵐の中を燃え盛る松明(たいまつ)のように。
そして家に咲く小さな花のように。
どんなに苦しい状況や息苦しい場所であっても、力強く自分が信じる道を突き進めばいい。
そしてたまには周りに優しくあればいいんだと歌っています。
それがこの曲の主人公の姿。
続くBメロ部分の歌詞。
A misty moon
Missing you
滲む景色に膝を抱き
胸をはせる時
おぼろ月夜は不安で頭がいっぱいになるかもしれない。
あなたのことを恋しく思うことがあるかもしれない。
ぼやっとした景色を眺めながら、大切な人を想い膝を抱えて胸を馳せる主人公の姿。
強さの裏側に弱さを持つのが、人間というものなのです。
そしてサビの歌詞がこちら。
Listen to me
Cleave your way again
誓いの日々が最後に放つ未来
ゆがんだ空に描いた掌たちが 頬を濡らす
You’re not alone
今 灯火を抱け その闇にむけ
何度も挫折を経験してきた主人公は、それでももう一度前に進むことを決意します。
何度もなんどもやり直し、何度もなんども誓ってきたこの決意。
理想の未来を描くために目の前の壁と戦い続ける主人公。
時には涙を流すことはあるけれど”今の自分は一人じゃない”という事実を力に変え、一歩ずつ進むのです。
先が見えない闇の中に強い決意の火を灯して、今度は仲間と一緒に進んでいきます。
それはこれまでの一人の夜とは全く違った新しい夜。
17thSG「Torches」が
ついさっき完成しました!
わーーー。
今の全てを注いで
また全く新しい1枚、出来ました。
8/14リリースです。 pic.twitter.com/hupMyZidsf— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) June 28, 2019
2番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分から。
It’s just like a lighthouse in your hands
Like a little flag flapping in the sands
ふいに失くした意味に怯え
道を誤ることはない
ここで登場する“灯台”と”旗”は、どちらも松明のように道しるべとなる存在。
前に進む中で、時には進む意味を見失うことがあるかもしれません。
時には苦しい状況に陥るかもしれません。
それでも確かな道しるべを灯し続ければ、道を誤ることはないのです。
続く2番Bメロ部分の歌詞。
A floating moon
You still croon?
揺れる波間に目を凝らし
舵を止める時
ここでは1番Bメロ部分と同様、人間の弱さを描いたパートになります。
どこかで小さく弱音を吐いてしまっている自分も存在する。
そんな時は1度、舵を止めて立ち止まることもまた必要なことなのです。
2番サビがこちら。
Listen to me
Sail away again
未開の海に 海路を照らす願い
繋いだ声は 答えのない世界へと 帆を揺らす
You’re not alone
ただ 荒波を行け その闇を抜け
どんなに挫けそうになってもまた立ち上がる。
もう1度未開の海へ航海に出る。
その暗闇のような海を照らすのは主人公の確かな決意なのです。
そしてその決意がたくさんの仲間を集め、その思いを少しずつ大きくしながら一歩ずつ進んでいきます。
今はもう1人ではないのです。
続くCメロ部分の歌詞。
輝きを増せ
吹き荒れる風が織りなす雨音は
遥か遠く見えた大地の唄になる
黄金色に輝く瞼の景色と
やがて来る祝福の日々のため
次第に大きくなっていく松明の灯火。
その灯火に歯向かうように吹き荒れる嵐。
ただそんな逆境をも跳ね返すような力強さを、主人公は手に入れたのです。
まぶたを閉じると見えてくる、これからやってくる輝かしい未来のために今、どんな困難をも乗り越える意志が溢れています。
そしてラスサビの歌詞。
傷つかずに進むだけの道などなく
傷つくためだけに生まれた者もいない
Do good to be good…
You’re not alone
荒波を行け その闇を抜け
ただ前を向け
ラストはまさに人生そのものが真っ直ぐに表現されたパート。
順風満帆に進んでいけばいいだけの道などなく、誰しも傷つきながら前を見て前進しているということ。
ただ人間は、傷つくために生まれてくるわけでもないのです。
より良い未来を求め、今必要な良いことをする。
そして1人で生きていかなければと思う必要もないということ。
あなたは独りじゃないから。
ただ前を向いて進もう。
心の奥底にまで迫り来る力強い歌詞。
じっくりと味わいながらこの曲『Torches』を聴いてみてください!
前に進む人の背中を押してくれるような楽曲です。
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