藤井風(Fujii Kaze)『死ぬのがいいわ』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』の8曲目に収録された一曲。
風くん本人の言葉を借りると、昭和のような歌詞とメロディーでありながら、時代の新しさを感じさせるトラップビートに乗せられた個性的な楽曲になります。
一体歌詞にはどんな意味が込められているのでしょうか!?
一つづつ丁寧に紐解いていきたいと思います。
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『死ぬのがいいわ』の歌詞から紹介していきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
藤井風『死ぬのがいいわ』歌詞
歌手:藤井風(Fujii Kaze)
作詞:藤井風(Fujii Kaze)
作曲:藤井風(Fujii Kaze)
収録:1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』
発売日:2020年5月20日(水)
指切りげんまん ホラでも吹いたら
針でもなんでも 飲ませていただき Monday
It doesn’t matter if it’s Sunday
鏡よ鏡よ この世で1番
変わることのない 愛をくれるのは だれ
No need to ask cause it’s my darling
わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままおサラバするより
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
三度の飯よりあんたがいいのよ
あんたとこのままおサラバするよか
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
それでも時々 浮つくMy Heart
死んでも治らな治してみせます baby
Year I ain’t nothin but ya baby
失って初めて気がつくなんて
そんなダサいこと もうしたないのよ Goodbye
Oh Don’t you ever say ByeBye
Eh
わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままおサラバするより
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
三度の飯よりあんたがいいのよ
あんたとこのままおサラバするよか
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままおサラバするより
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
三度の飯よりあんたがいいのよ
あんたとこのままおサラバするよか
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
それでも時々浮つくMy Heart
そんなダサいのは もう要らないのよ byebye
I’ll always stick wit ya my baby
『死ぬのがいいわ』歌詞の意味&魅力
タイトルが衝撃的な作品ですが、この曲は『愛』を歌った一曲。
上京後の買い物帰りに降りてきたフレーズが『あなたとこのままおさらばするより死ぬのがええわ』だったとのこと。
“死ぬ”という表現には、これ以上ない最上級であるという意味が込められています。
公式音源の紹介
こちらがYouTubeに投稿されている『死ぬのがいいわ』公式音源フルバージョン。
音楽自体はシンプルなのですが、思わずリズムを取りたくなってしまうような楽曲です。
イントロ部分が神秘的。
ここからは歌詞解説をしていきます。
まず冒頭部分の歌詞から。
指切りげんまん ホラでも吹いたら
針でもなんでも 飲ませていただき Monday
It doesn’t matter if it’s Sunday
このフレーズは、「これから話す(歌う)ことは本当のことだよ」と伝えるための導入部分のような役割になっています。
嘘であれば針でもなんでも飲みますよということ。それほど本気だということです。
この後に続く部分もその本気度を伝えるフレーズ。
鏡よ鏡よ この世で1番
変わることのない 愛をくれるのは だれ
No need to ask cause it’s my darling
<和訳>
鏡よ鏡よ この世で1番
変わることのない 愛をくれるのは だれ
尋ねる必要もない なぜならそれは私の最愛の人に決まってるから
風くんは『愛』というものを最上級のものとして扱う作品が多く、この曲でもおそらくそれは変わらないのではないかと思います。
とすれば、”この世で1番変わることのない愛“や”最愛“という言葉を使うことで、相手への本気度をこの上ない表現で表しているはず。
“No need to ask”という部分からも分かるように、主人公にとってその事実は、変わることのない当たり前の事象として捉えられています。
そしてサビ部分の歌詞。
わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままおサラバするより
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
三度の飯よりあんたがいいのよ
あんたとこのままおサラバするよか
死ぬのがいいわ
死ぬのがいいわ
何度も繰り返し登場する”死ぬのがいいわ”というフレーズが印象的。
この”死ぬのがいいわ“というのもこれまでの歌詞部分と同様に、”この上ない最上級“を表現している言葉になります。
“三度の飯よりあんたがいいのよ“というのも、人間が生きる上で欠かすことのできない食という要素を使って表した最上級の表現です。
その後に続く歌詞部分からは内容に変化が出てきます。
それでも時々 浮つくMy Heart
死んでも治らな治してみせます baby
Year I ain’t nothin but ya baby
失って初めて気がつくなんて
そんなダサいこと もうしたないのよ Goodbye
Oh Don’t you ever say ByeBye
Eh
“それでも時々浮つく“や”そんなダサいこともうしたないのよ“という言葉から、主人公のこれまでの後悔が表現されています。
今でこそ風くんは、多くの楽曲で『愛』の重要性を表現していますが、これまでは失敗や後悔の連続だったのかもしれません。
『愛』をおろそかにしてきた結果、多くのものを失ってきたのだと思います。
しかし、失ってから気がつくなんて本当は遅すぎる。
人間として生きる上で、間違っても『愛』をおろそかにしてはいけない。そんなメッセージが、自身の体験を踏まえて歌われているのではないでしょうか。
とにかく、これでもかというほどの『愛』が表現された楽曲。
これまでの風くん楽曲で表現されてきた『執着を手放すこと』といった表現とは真逆のことのようにも思えますが、『愛』が全てと言えるくらいそれは特別なものなのです。
これもまた真実であり、ある意味人間らしさが滲み出た一曲にもなっています。
ぜひ歌詞の意味を踏まえて、この曲『死ぬのがいいわ』を改めて聴いてみてください。
藤井風の新しい一面を発見できるかもしれません。
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