Aimer（エメ）『Re:pray』の歌詞とその意味＆魅力について解説していきます。
2ndシングル『Re:pray/寂しくて眠れない夜は』の表題曲として収録された一曲。
この曲は、アニメ『BLEACH』のエンディングテーマとしても起用されました。
受け入れ難くも受け入れなければならない、そんな”別れ”を歌ったバラードナンバー。
Aimer公式Twitterアカウントのツイートから。
「blanc」収録
5 Re:pray避けて通れない別れ、
それでも”届けたいあしたへの”祈り。MVが印象的と
言っていただくことも多い曲です。個人的には真夜中の海に浸かってのジャケット撮影が、極寒だったのも印象的..https://t.co/By1vuvBta2 pic.twitter.com/Evp4DcCpj8
— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) April 23, 2017
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください！
それでは早速『Re:pray』の歌詞から紹介していきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Aimer『Re:pray』歌詞
歌手：Aimer
作詞：Jane Su / 玉井健二
作曲：矢田亨
収録：2ndシングル『Re:pray/寂しくて眠れない夜は』
発売日：2011年12月14日（水）
歩道橋 階段 雨音
手を振るよ 最後の背中に
青に変わるライトで 時が動く
傘の波 飲み込んだ my days
say a little pray for you and me
もう永遠を誓えない 愛を見送ろう
誰かの為に生きてゆけない
自分を許せる強さを
あなたに寄り添えなかったこと
悔やまずにいられる日々を
祈りは雲を引き裂き
この空に希望 解き放つ
我儘も 燃やしたアルバムも
去年のような明日が欲しくて
あなたのそのすべてを守るために
わたしを守りたかった
no more cry and dry your eyes
もう二度と振り向かない
引き留める声もない恋
泣かないで これで終わりじゃない
ただ時が過ぎて消えただけ
この胸に今刻んだものは
包まれたぬくもりだけ
さよなら愛したあなた
さよなら愛されたわたし
恋しくて ただ恋しくて でも 望んでた場所はここじゃない
その声がまだ残ってる でも 届けたい明日へのpray
誰かの為に生きてゆけない
自分を許せる強さを
あなたに寄り添えなかったこと
悔やまずにいられる日々を
祈りは雲を引き裂き
この空に希望 解き放つ
『Re:pray』歌詞の意味
この曲『Re:pray』は『別れ』をテーマに制作された楽曲になります。
生きていれば必ずと言っていいほど訪れる”別れ”の瞬間。
それは時に受け入れ難く苦しいもの。
ただ、そんな別れが人を強くそして前に進めていくのです。
この曲が収録された2ndシングル『Re:pray/寂しくて眠れない夜は』のジャケット写真は、フランスのパリで開催された写真コンペティション音楽部門にて銀賞を受賞しています。
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公式MVの紹介
こちらがYouTubeで公開されている『Re:pray』公式MV。
家族の別れが描かれたこのMVは、400万回再生を超える人気映像作品。
切なくも心温まるストーリが話題になりました。
“別れ”から始まるこの物語には、優しさや悲しさたくさんの感情が詰め込まれています。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番：歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
歩道橋 階段 雨音
手を振るよ 最後の背中に
青に変わるライトで 時が動く
傘の波 飲み込んだ my days
この部分は、切ない別れの瞬間が周りの情景と共に描かれたパート。
雨が降るある日。
信号が青に変わると同時に、大切な人との別れがやって来ます。
傘をさして歩いていく彼の背中を見つめながら手を振る主人公。
そして人混みの中にゆっくりと姿を消していくのです。
それが最後の別れ。
続くBメロの歌詞。
say a little pray for you and me
もう永遠を誓えない 愛を見送ろう
この別れと共に主人公は小さく祈るのです。
どうか幸せであってほしい。
互いの明日への祈り。
永遠の別れだと分かっていても、いつかまた会えるかもしれないという期待を捨てきれない主人公もいます。
ただ今は、その別れをゆっくりと受け入れていくことしかできないのです。
受け入れるしかない苦渋の別れ。
そして1番サビの歌詞がこちら。
誰かの為に生きてゆけない
自分を許せる強さを
あなたに寄り添えなかったこと
悔やまずにいられる日々を
祈りは雲を引き裂き
この空に希望 解き放つ
“誰かの為に生きていけない“という言葉。
今の主人公は、自分自身のことで精一杯だったのかもしれません。
彼を大切に想う気持ちは変わりないけれど、今の自分には到底寄り添うことができない。
寄り添いたくても寄り添えない。
別れたくなくても別れなければならない。
そんな葛藤の中での決断を決して悔やみたくない主人公。
だからこそ、この先の互いの明るい未来を祈り続けるのです。
その祈りが曇りきった心を晴らし、小さな希望を与えてくれるのかもしれません。
2番：歌詞の意味
まずはAメロ部分の歌詞から。
我儘も 燃やしたアルバムも
去年のような明日が欲しくて
あなたのそのすべてを守るために
わたしを守りたかった
わがままを言って別れたこと。
アルバムを燃やしたこと。
それは全て大切な彼のために主人公が選んだ道。
その強い意志を突き通し、互いの未来を思った苦渋の決断をしたのです。
本当はもっと一緒にいたかったけれど。
続く2番Bメロの歌詞。
no more cry and dry your eyes
もう二度と振り向かない
引き留める声もない恋
もう2度と泣かない。
そして大切な彼も泣かせない。
もう2度と過去を振り向かない。
引き留めることもしない。
それは主人公の強い決意でありながら、同時に受け入れ難く苦しいものでした。
それでも”別れ”を選んだのです。
そして2番サビがこちら。
泣かないで これで終わりじゃない
ただ時が過ぎて消えただけ
この胸に今刻んだものは
包まれたぬくもりだけ
さよなら愛したあなた
さよなら愛されたわたし
この”別れ”は終わりではなく始まりなのかもしれません。
日々生きる中で通り過ぎていったたった１つの出来事。
今心の中に残されたのは、大切な人から受け取った大きな大きな愛情。
苦しくない別れなどあるはずもなく、今はそうやって言い聞かせることしかできないのかもしれません。
さよなら。
この一言が強く心に刺さります。
ラスサビ前の落ちサビ部分が続きます。
恋しくて ただ恋しくて でも 望んでた場所はここじゃない
その声がまだ残ってる でも 届けたい明日へのpray
どんなに前向きに考えようとしても、どうしても恋しくなってしまうことがある。
そんな素直な心情が描かれたパート。
それでもこの決断は間違っていなかったと信じたい。
ふと大切な人のことを思い出すことがあるけど、今願うのは互いの明るい未来なのです。
そしてラスサビは、1番と同様の歌詞の繰り返しになります。
誰もが一度は経験するであろう”別れ”の瞬間。
それは苦しいものかもしれません。
それでも強く、その先の未来を信じ祈り続ける主人公の姿が強く描かれていました。
ぜひ歌詞の意味をじっくりと味わいながら、この曲『Re:pray』を聴いてみてください！
切ない歌詞にギュッと心を掴まれるような楽曲です。
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