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藤井風『旅路』歌詞【意味&考察】|ドラマ『にじいろカルテ』主題歌の人生讃歌(Fujii Kaze)

藤井風『旅路』歌詞【意味&考察】|ドラマ『にじいろカルテ』主題歌の人生讃歌(Fujii Kaze)

藤井風(Fujii Kaze)『旅路』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。

この曲は、配信限定7thシングル『旅路』としてリリースされた楽曲。

テレビ朝日系木曜ドラマ『にじいろカルテ』の主題歌として書き下ろされたこの曲は、風くんにとって記念すべき一曲目のドラマ主題歌となりました

ドラマの台本を何度も読み込んだ上で制作したというこの曲は、長い旅路(人生)を俯瞰するようにして描かれた、温かい人生讃歌となっています

 

藤井風(Fujii Kaze)公式Instagramの投稿から。

 

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後半では歌詞の意味について詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみて下さい!

 

それでは早速『旅路』の歌詞紹介からしていきます。

あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。

 

藤井風『旅路』歌詞

楽曲情報

歌手:藤井風(Fujii Kaze)
作詞:藤井風(Fujii Kaze)
作曲:藤井風(Fujii Kaze)
収録:配信限定7thシングル『旅路』
発売日:2021年3月1日(月)

あの日のことは 忘れてね
幼すぎて 知らなかった
恥ずかしくて 消えたいけど
もう大丈夫 旅路は続く

 

あの日のことは 忘れるね
みんなだって 彷徨ってた
この宇宙が 教室なら
隣同士 学びは続く

 

果てしないと思えても
いつか終わりがくると
知らなかった
昨日までより
優しくなれる気がした

 

あーあ
僕らはまだ先の長い旅の中で
誰かを愛したり 忘れたり
色々あるけど
あーあ
いつの間にかこの日さえも懐かしんで
全てを笑うだろう
全てを愛すだろう

 

お元気ですか
この町は相変わらず青春です
誰もがみな走ってます
まだ見えない旅路の先へ

 

お元気ですか
僕たちはいつになれど少年です
心の奥底ではいつも
永遠を求めています

 

果てしないと思ってた
ものがここには無いけど
目にしてきた
手に触れてきた
全てに意味はあるから

 

あーあ
僕らはまだ先の長い旅の中で
何かを愛したり 忘れたり
色々あるけど
あーあ
これからまた色んな愛を受けとって
あなたに返すだろう
永遠なる光のなか
全てを愛すだろう

 

『旅路』歌詞の意味&魅力

この曲『旅路』のテーマを一言で表すならば『人生そのもの』。

人生という旅路の中で、誰しもが遭遇する酸いも甘いもその全てを肯定してくれるような、優しくて温かい歌詞が淡々と綴られていきます

多くの人は、嫌なことや苦しいことからつい目を背けたくなるものですが、この曲ではそんなものに対しても真っ直ぐに向き合っていくのです

何ひとつ取り繕うこと無く、今感じていることや目に見えているものをありのままに映し出した歌詞からは、風くんらしさをたっぷりと感じることができます。

それはまるで、天から全てを俯瞰する『神様』の視点で描かれているようにも思えるのですが、これぞまさに風くん楽曲の魅力なのです

公式MVの紹介

 

ここからは歌詞解説をしていきます

1番:歌詞の意味

まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。

あの日のことは 忘れてね
幼すぎて 知らなかった
恥ずかしくて 消えたいけど
もう大丈夫 旅路は続く

この曲は<あの日のことは 忘れてね>という主人公のお願い事から始まります。

<あの日>何があったのかは具体的には分かりませんが、今振り返ると顔を赤らめてしまうような恥ずかしい過ちを犯してしまったようです

誰しも若気の至りで失敗してしまう時期があるものですが、この曲の主人公も例外なくそんな少年だったのかもしれません

そんな<あの日>のことを振り返り、当時の自分を知っている人たちに対して、その時の自分の事は<忘れてね>とお願いするのです。

どんなに恥ずかしい出来事があろうとどんな過ちを犯そうと、人生は続いていくものであり、人は少しずつ成長していきます

このパートではそんな事実を通して、「過去を振り返って初めて気づく過ちもあるよね」と風くんが優しく寄り添ってくれているように感じられました

 

その後A’メロの歌詞が続きます。

あの日のことは 忘れるね
みんなだって 彷徨ってた
この宇宙が 教室なら
隣同士 学びは続く

Aメロの歌詞とは打って変わって、他人の過ちを許す主人公の姿が描かれます。

主人公と同じ様に周りの人たちもまた、恥ずかしい失敗を繰り返しながら成長してきた人たちなのです。

そして特に注目したいのは<この宇宙が 教室なら 隣同士 学びは続く>という部分。

私たちが存在するこの宇宙を一つの教室として捉えるならば、一人ひとりの人間に大した差はないのだということを歌っているような気がします

皆が同じ教室の中で育っている同期のようなものだから、皆で学び合いながら成長していこうよと言っているのです。

それは簡単なことではありませんが、そう考えられるとあらゆる事を”許す”ことができるのかもしれません

あらい。
あらい。
一見立派に見える人でも、なんだかんだ自分と同じ人間なんですよね…

とにかくこのパートからは、風くんの器の大きさが存分に感じられます

 

続く1番Bメロの歌詞。

果てしないと思えても
いつか終わりがくると
知らなかった
昨日までより
優しくなれる気がした

<果てしないように思えていつか終わりがやってくるもの>とは、まさに人生のこと。

若者はもちろん、多くの人は自分の人生に終わりがやってくるなんて思ってもいないはずですが、ふとした瞬間にその事実をリアルに体感する日がやってきます

それは身近な人が旅立った日かもしれないし、自分が病気を患ったときかもしれません。

人生という旅路を進んでいると、嫌でも最期を意識してしまう日がやってくるのです

一見それは悲しいことにも思えますが、ここではそんな日がやって来ることをポジティブに捉えているような気がします。

終わりを意識したときに、人はこれまで以上に優しくなれるのだと言うのです

あらい。
あらい。
深い。風くんありがとう。

 

そして1番サビの歌詞がこちら。

あーあ
僕らはまだ先の長い旅の中で
誰かを愛したり 忘れたり
色々あるけど
あーあ
いつの間にかこの日さえも懐かしんで
全てを笑うだろう
全てを愛すだろう

サビの中で2回繰り返される<あーあ>という言葉が、”生きること”に対する主人公の心情をありのままに描き出しているような気がします。

気だるさだったり、切なさだったり、希望だったりと、あらゆる感情が絡み合っているのだと思いますが、最後は”生きること”に対して美しさを見出しているのです

酸いも甘いもあるのが人生なのだという現実を受け入れた上で、その全てを愛そうとする主人公の姿が浮かび上がります

そしてそれこそが、この曲のメッセージなのかもしれません。

今がどんなに辛くても幸せでも、いつか旅路の終わりを迎える時には、どちらも同じ過去の思い出として懐かしむことになるのだと思います

そう考えることができれば、今この瞬間がかけがえのない美しいものに変わるのです

 

 

2番:歌詞の意味

まずは冒頭Aメロ部分の歌詞。

お元気ですか
この町は相変わらず青春です
誰もがみな走ってます
まだ見えない旅路の先へ

お便りを読むようにして、今と過去を行ったり来たりする主人公の姿が描かれます。

昔の友人との思い出を懐かしんだり、昔の仲間の近況を気にしたり、人は月日が経つにつれて過去を振り返ることが増えるのかもしれません

そして友人同士、お互いの状況を日々伝え合うのです。

その中でも誰しもに共通しているのは、皆が人生という旅路を必死に走り続けているということになります

人は皆、不確定な未来に不安や希望を抱きながら、それぞれが思い思いに生き抜いているのだということを教えてくれているのです

 

続く2番A’メロの歌詞。

お元気ですか
僕たちはいつになれど少年です
心の奥底ではいつも
永遠を求めています

Aメロ部分に引き続き、お便りを読んでいるかのような歌詞が綴られます。

そして、ここで歌われる<僕たち>という言葉は、特定の誰かではなくこの曲を聴く全ての人を表した言葉として捉えられそうです

命はもちろん、この世界に永久不滅なものなどないはずなのですが、どれだけ歳を取ろうと見た目が大人になろうと、心のどこかでは永遠を求めてしまっている気持ちを<少年だ>と言っているのだと思います

それは決して悪いことではなく、きっと誰しもに共通する事実なのです。

あらい。
あらい。
心の内を言い当てられたようで、少しドキッとします。

 

その後Bメロの歌詞が続きます。

果てしないと思ってた
ものがここには無いけど
目にしてきた
手に触れてきた
全てに意味はあるから

昔はいつまでも続くと思っていた人生も、次第にそこに終わりが来ることを悟ります。

そんなとき人は、これまでの人生やこれからの人生の意義に疑問を持つのかもしれません。

どんなに素晴らしい日々を過ごしても命がいつか消えてなくなってしまうならば、これまでの思い出たちには価値がないように感じられてくるのです

しかし風くんは、そんな気持ちに優しく寄り添い「そんなことないよ」と教えてくれます。

これまで目にしてきた美しい景色や手に触れてきた温もり、その全てに意味はあるのだと歌うのです

誰しもの命に終わりはやって来ますが、それまでに五感で感じてきたものが全て、その日に消えて無くなってしまう訳ではないのだと思います

もしかするとその全てが、死後の人生を彩るものになるのかもしれません。

この曲の歌詞が、天から全てを俯瞰する『神様』の視点で描かれているとするならば納得してしまいますよね

 

そして2番サビの歌詞がこちら。

あーあ
僕らはまだ先の長い旅の中で
何かを愛したり 忘れたり
色々あるけど
あーあ
これからまた色んな愛を受けとって
あなたに返すだろう
永遠なる光のなか
全てを愛すだろう

気だるさだったり、切なさだったり、希望だったりと、あらゆる感情が絡み合っているのは1番サビの歌詞と同様ですが、今回は後半部分に<永遠なる光>という言葉が歌われます

これまで何度も”永遠はない”という意味の言葉が綴られてきましたが、そんな中でも主人公は、人生に”永遠の光”を見つけているのかもしれません。

直前のBメロで歌われたように、永遠に魂の中で生き続けるものはきっとあるのです

そしてそれこそが『愛』なのだと思います

様々な人から受け取った愛は、永遠に魂の中で生き続けるのです。

だからこそ人生という旅路の中で自分もまた沢山の愛を注ぐだろうと

優しさに溢れる言葉が綴られて、この曲は締めくくられます

 

 

ぜひ歌詞の意味にも注目して、この曲『旅路』を聴いてみて下さい!

過去の思い出や未来のことなど、自分の人生と向き合うキッカケになるかもしれません。

 

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