Mrs. GREEN APPLE(ミセス)『WanteD! WanteD!』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
5thシングル『WanteD! WanteD!』の一曲目表題曲としてリリースされた楽曲。
この曲は、フジテレビ系ドラマ『僕たちがやりました』のオープニングテーマとしても起用されました。
煩わしい人間関係から逃げようとする10代の若者へ向けたメッセージが歌われています。
Mrs. GREEN APPLE(ミセス)公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『WanteD! WanteD!』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Mrs. GREEN APPLE『WanteD! WanteD!』歌詞
歌手:Mrs. GREEN APPLE
作詞:大森元貴
作曲:大森元貴
収録:5thシングル『WanteD! WanteD!』
発売日:2017年8月30日(水)
だんだん簡単に
心が壊れてしまうようになったな
やる気もがれて 傷ついたから
「あぁもう辞めだ」
WANTED! WANTED!
僕らは逃げている
WANTED! WANTED!
自分の弱さから
お馬鹿なふりをして
ゆらゆら生きている
誰も知らない
僕らの行き先は
だんだん快感になってきたよ
ツマラヌ オトナドモ
気高く保守的なだけね
でもとりあえず踊りましょう
グチャグチャ絵の具で彩って
ムチャクチャな夜と絡まって
I don’t wanna do… 愛の罠よ
まぁ I don’t care
WANTED! WANTED!
僕らは逃げている
WANTED! WANTED!
妬む心から
あの子は馬鹿で
スラスラ生きれている
「月が綺麗だ」
幸せの形を
何かのせいにして
遊べるのは今だけなんだ
焦らなくていい?
少しずつ気づいてゆけばいい?
WANTED! WANTED!
僕らは生きている
WANTED! WANTED!
間違いながらも
逃げるのに慣れて
【愛】に気づけなくなっている
いつか綺麗な
大人になれるかな
『WanteD! WanteD!』歌詞の意味&魅力
この曲『WanteD! WanteD!』では、焦燥感や悩みを抱えながらも必死にもがいて生きようとする若者の姿が描かれています。
必死に頑張る人をあざ笑い、できるだけ面倒な人間関係は避けていく。
なにかに挑戦したところで、周りの反応を気にするばかり心が折れてしまう。
本当の自分の気持ちに蓋をして逃げ続ける若者に対するメッセージが、疾走感溢れるメロディにのせられて力強く歌われています。
逃げることに慣れてしまうと、大切なものを見失ってしまうかもしれないから。
ただ楽しく漫然とした日々を過ごす若者へのアンチテーゼ。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeに投稿されている『WanteD! WanteD!』公式MV。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
だんだん簡単に
心が壊れてしまうようになったな
やる気もがれて 傷ついたから
「あぁもう辞めだ」
目標目的を持って生きていたあの頃。
今やそんな記憶も昔の思い出、いつしか周りの目を気にするようになり、気づけば心は壊れやる気も失い、ただ漫然と生きる日々が続いている主人公がいます。
ただ毎日が何となく楽しければそれでいい。
そんな彼の口癖は「あぁもう辞めだ」なのでしょう。
気づけば何事も簡単に諦めてしまうような人間になってしまったのです。
そして1番サビの歌詞が続きます。
WANTED! WANTED!
僕らは逃げている
WANTED! WANTED!
自分の弱さから
お馬鹿なふりをして
ゆらゆら生きている
誰も知らない
僕らの行き先は
楽曲のタイトルにもなっている『WANTED』という言葉、和訳をすると”お尋ね者”という意味になります。
“お尋ね者”とは、簡単に言ってしまえば”罪を犯して追われている犯罪容疑者”のこと。
自分の弱さに向き合わずに逃げ続ける様を、この曲では犯罪と捉えているのでしょう。
そんな主人公に対して問題提起をしているのです。
何も知らないかのようにお馬鹿なふりをして、ただ何となく生きていく。
そんな彼も心の奥底では、自分が煩わしいものから逃げ続け楽な道を選んで生きていることに気が付いているはずだから。
何も考えずに漫然と生きた先に待つのは、終わりのない暗闇の世界なのかもしれません。
2番:歌詞の意味
2番Aメロの歌詞から。
だんだん快感になってきたよ
ツマラヌ オトナドモ
気高く保守的なだけね
でもとりあえず踊りましょう
ここでは『自分の心に蓋をして漫然と生きる人間=大人』として、そういった人たちを皮肉るような言葉が並べられています。
人は大人になるにつれて少しず挑戦から逃げていく。
歳をとり少し偉くなった気分になっているだけで、大人たちは自己保身をしているだけ。
そんな人間になってしまって良いのか?と、若者たちへ問いかけているのです。
続く2番Bメロの歌詞。
グチャグチャ絵の具で彩って
ムチャクチャな夜と絡まって
I don’t wanna do… 愛の罠よ
まぁ I don’t care
グチャグチャな絵の具やムチャクチャな夜とは、何も考えずに何となく生きている人たちを表した言葉のようです。
やる気もなく気だるく過ごす毎日。
その当事者たちはその先に待ち受けている暗い未来について、少しの心配すらしていないのかもしれません。
そして2番サビの歌詞がこちら。
WANTED! WANTED!
僕らは逃げている
WANTED! WANTED!
妬む心から
あの子は馬鹿で
スラスラ生きれている
「月が綺麗だ」
幸せの形を
人を妬んでしまうような心を持った弱い自分。
そんな自分から逃げている主人公たち若者。
ここでは1番サビの歌詞とは対象的に、”馬鹿な人”を羨むような一面も描かれます。
“何も考えていない人=馬鹿な人”と表現され、そんな人達だからこそ難しいことに頭を悩ませることなく、スラスラ生きているんだと言っているのでしょう。
しかしそれが本当に幸せな生き方なのか?を問いかけるのです。
その後Cメロの歌詞が続きます。
何かのせいにして
遊べるのは今だけなんだ
焦らなくていい?
少しずつ気づいてゆけばいい?
遊べるのは今だけなんだと、様々な理由をつけて逃げ続ける日々。
本当に焦らなくて良いのだろうか?
逃げ続けているという事実に少しずつ気づいていけば良いのだろうか?
そんな問いかけがなされます。
そしてラスサビの歌詞がこちら。
WANTED! WANTED!
僕らは生きている
WANTED! WANTED!
間違いながらも
逃げるのに慣れて
【愛】に気づけなくなっている
いつか綺麗な
大人になれるかな
僕たちは人間は日々間違いながら生きている生き物。
ここで描かれる”間違い”とは、自分の弱さから逃げるように生きる若者たちの姿でしょう。
そんな生き方を続けてしまうことによって、体は逃げることに慣れてしまいます。
すると、人は”愛”に気づけなくなる。
“愛”とは人間誰もが心の奥底で求めているものであり、一生懸命に生きようともがく人間にこそ与えられる宝物のようなものなのです。
そんな”愛”に気づける大人になれるのだろうか。
そうなりたいな。
そんな願望で締めくくられます。
ぜひ歌詞の意味をじっくりと味わいながら『WanteD! WanteD!』を聴いてみて下さい!
自分の生き方と向き合うきっかけになるかもしれません。
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