Mrs. GREEN APPLE（ミセス）『How-to』の歌詞とその意味＆魅力について解説していきます。
9thシングル『ロマンチシズム』の2曲目に収録された楽曲です。
この曲は、エアアジア・ジャパンのCMソングとしても起用されました。
思うがままに今すぐ旅に出たい！
そう奮い立たせてくれるような、前向きで明るい楽曲に仕上がっています。
Mrs. GREEN APPLE（ミセス）公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください！
それでは早速『How-to』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Mrs. GREEN APPLE『How-to』歌詞
歌手：Mrs. GREEN APPLE
作詞：大森元貴
作曲：大森元貴
収録：9thシングル『ロマンチシズム』
発売日：2019年4月3日（水）
WOW OH
空を飛べたなら何処行こうか
WOW OH
待っている新しい世界へ
いざ
革新的変化は
世を潤すだろう
手を繋ぎ通わせる心を
忘れなきゃね
身近な人ほど
また掌 溢れてゆくけど
たまに思い出すは
あの日のこと
WOW OH
空を飛べたなら何処行こうか
WOW OH
「旅に出る」
「自分探し」
要は、待っている挑戦の世界へ
いざ
根本的変化は
世を育てるんだろう
人は新しいルールを時代に
アップデートするんだ
人の思いやりは
今、廃れがちさ
君が気づいていないなら
それは、哀しいこと
WOW OH
窓を開けたなら何処視ようか
WOW OH
「頭に来る」
「ちっぽけさ」
要は、欠けている君という世界は
未だ
行き方は自由よ
荷物はどの程度？
寝て、着くのも良いけど
景色見るのも良いわね
行き方は自由よ
「貴方」なりで良いの
比べるまでもない
比べる意味もない
どうかどうか忘れないで
ちゃんと好きだったあの子のこと
どうかどうか腐らないで
あの日の決意を裏切らないで
WOW OH
空を飛べたなら何処行こうか
WOW OH
「旅に出る」
「自分探し」も良いけど、
WOW OH
君に会えるならそれがいいや
今度は二人で何処か行こうか
君と居れるなら何処でも良いや
持っている素晴らしい世界を
今
『How-to』歌詞の意味
この曲『How-to』のコンセプトは、”人生は大きな旅である”というもの。
飛行機に乗って旅する様子を、人間一人一人の『生き方』として表現されています。
生き方は自由でありそこに正解はない。
誰かと比べる必要もなければ、比べることになんの意味もない。
辛いことにぶつかったり周りを羨ましく思ったりすることがあっても、真っ直ぐで素直な時の自分を忘れなければ、きっとまた前を向いて生きていくことが出来るはずだと。
そんな前向きで力強いメッセージがこの曲には込められているのです。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeに投稿されている『How-to』公式MV。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番：歌詞の意味
この曲は頭サビから始まります。
WOW OH
空を飛べたなら何処行こうか
WOW OH
待っている新しい世界へ
いざ
人に翼はない。
だから自分だけでは空を飛ぶことができない生き物。
でももし、空を飛ぶことが出来たなら何処へ行きたい？
そんな希望に溢れた言葉を問いかけます。
もし空を飛べたなら、これまでとは全く違った新しい世界を見せてくれるはず。
飛行機はそんな夢を叶えてくれる乗り物なのです。
続く1番Aメロの歌詞。
革新的変化は
世を潤すだろう
手を繋ぎ通わせる心を
忘れなきゃね
飛行機という乗り物が発明されてことがまさに”革新的変化”。
その技術革新は、これまで不可能と言われた”人が空を飛ぶ”という行為を可能にしました。
沢山の人の知恵と知恵が手を取り合って実現した世界。
そんな人の繋がりを感謝することを忘れることさえなければ、その”革新的変化”は世の中を潤す素晴らしいものになるだろうと歌われています。
しかし、感謝する心や人に対する思いやりを忘れてしまったとき、”革新的変化”というものは負の力を生むこともあるんだと言っているのです。
どんなときも”優しさ”って大切だよねというメッセージが込められているのでしょう。
その後1番Bメロの歌詞が続きます。
身近な人ほど
また掌 溢れてゆくけど
たまに思い出すは
あの日のこと
身近な人のことや最近の思い出など、距離や時間が近いモノで日々は溢れていきがち。
しかし、そんな日々の中でたまに遠い日のことが思い出されるのです。
例えば飛行機が発明された日のこと。
例えば貴方と初めて出逢った日のこと。
そんなときのことをたまに思い出してみると、もっと世界は彩られるのかもしれません。
そして1番サビの歌詞がこちら。
WOW OH
空を飛べたなら何処行こうか
WOW OH
「旅に出る」
「自分探し」
要は、待っている挑戦の世界へ
いざ
飛行機という乗り物が発明されたことで、この時代に生きる人たちは空を飛ぶことができるようになりました。
目指せる場所の選択肢が膨大に増え、あらゆる地に降り立つことが出来た今、人は自由を手に入れたとも言えます。
そんな時代に私たちは旅に出る。
それは自分探しの旅かもしれない。
新しい挑戦に胸を踊らせながら、人は思い思いに空を飛ぶのです。
その先の未来に希望を抱いて。
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2番：歌詞の意味
2番Aメロの歌詞から。
根本的変化は
世を育てるんだろう
人は新しいルールを時代に
アップデートするんだ
“根本的変化”とは1番Aメロ部分の”革新的変化”と重ねて歌われている言葉。
そんな変化が常に世を育ててきました。
時代の移り変わりに合わせて、人は新しいルールを生み出し続ける生き物なのかもしれません。
例えば”飛行機”も、その新しいルールの一つに数えられるものでしょう。
人が空を飛ぶことを”飛行機”は許したのです。
続く2番Bメロの歌詞。
人の思いやりは
今、廃れがちさ
君が気づいていないなら
それは、哀しいこと
時代が変化していくことは、決してネガティブなことではありません。
しかし、その変化をただ手放しに喜ぶことが出来ないのもまた事実。
技術が発展し便利な世の中が訪れると同時に、人と人との間の思いやりは少しずつ廃れてきているようにも見えるのです。
その事実にもし気づいていないのであれば、それはとても哀しいことだと歌われます。
便利になった世の中だからこそ、身の回りの”愛”の存在をもっと大切に感じよう。
そんなメッセージが込められているのでしょう。
そして2番サビの歌詞がこちら。
WOW OH
窓を開けたなら何処視ようか
WOW OH
「頭に来る」
「ちっぽけさ」
要は、欠けている君という世界は
未だ
どこへでも飛んで行けると言っても過言ではない今の時代。
そんな時代に人は、窓を開けたその先に何処を目指すのか。
今、何かと”頭に来てしまう”自分やどこか”ちっぽけだな”と感じてしまう自分がいるのなら、きっと自分という世界が不完全なんだと歌います。
しかし不完全だということは同時に、まだまだ目指す先があるはずだということ。
その事実を前向きに捉え進み続けることで、少しずつ欠けたピースが埋まっていくのです。
この後Cメロの歌詞が続きます。
まずは前半部分。
行き方は自由よ
荷物はどの程度？
寝て、着くのも良いけど
景色見るのも良いわね
行き方は自由。
そして生き方も自由。
ここでは、一つの人生を飛行機で旅するかのように例えて歌われています。
どんな道のりで目的地に向かうのか、どれくらいの荷物を持っていくのか、それらは全て人それぞれの自由。
何か決まりであるわけではなく、誰もが思い思いに進む事ができるのです。
飛行機であれば目的地まで寝て過ごすことも出来ます。
それを人生に例えれば、多くの意見に流されるままに進むような生き方かもしれません。
でもたまには、外の景色をみて過ごすのもいいよねと歌うのです。
周りの美しい景色を見渡しながら、自分らしい道を探してみたり自分なりの”好き”を探してみたり。
ふとした瞬間の感動に出会ったり。
そんな旅や人生も素晴らしいよねというメッセージが込められているのでしょう。
Cメロ後半の歌詞がこちら。
行き方は自由よ
「貴方」なりで良いの
比べるまでもない
比べる意味もない
生き方は自由。
その生き方に正解はありません。
人それぞれどんな生き方をしてもいいのです。
自分らしくありのままで”貴方なり”を貫けばいいんだよと、優しく語りかけてくれます。
隣の芝は青く見えると言われるように、人は往々にして誰かを羨んで傷ついたり落ち込んだりしてしまったりする生き物。
しかし、そうやって誰かの生き方と自分の生き方を比べる必要はないし、比べることになんの意味もないのです。
自分の人生をありのままに生きることは、この上なく素晴らしいことなんだと。
そう伝えているのでしょう。
更にDメロへ続きます。
どうかどうか忘れないで
ちゃんと好きだったあの子のこと
どうかどうか腐らないで
あの日の決意を裏切らないで
生きていれば色々な誘惑に惑わされます。
生きていれば大切なものを見失ってしまうこともあります。
しかしそんな人もきっと、真っ直ぐな心で人を愛していた時期もあるでしょう。
真っ直ぐな心で、志を強く持っていた時期もあるでしょう。
どうかそんな日のことを忘れてしまわないでほしい。
それだけは約束して欲しいというメッセージが力強く歌われます。
今どんなに辛いことがあっても、周りを羨ましく思ってしまっても、そうすればきっとまたいつか前を向いて強く生きていくことが出来るはずだから。
そしてラスサビの歌詞。
WOW OH
空を飛べたなら何処行こうか
WOW OH
「旅に出る」
「自分探し」も良いけど、
WOW OH
君に会えるならそれがいいや
今度は二人で何処か行こうか
君と居れるなら何処でも良いや
目指せる場所の選択肢が膨大に増え、自由を手に入れた人間たち。
そんな時代に私たちは旅に出る。
もしかしたら自分探しの旅かもしれない。
もちろんそれも素晴らしいけれど、今すでに持っている幸せの種を大切に育んでいくことも大切なんだというメッセージが歌われます。
今側に居てくれている大切な人と過ごす時間も最高だよねと。
そんな人との時間をより充実させるのも素晴らしいことだよねと。
この曲の主人公は、何処に行こうかと色々と必死に考えていたけど、君となら何処に行っても楽しかったなということに気づくのです。
最後はこのフレーズで終わります。
持っている素晴らしい世界を
今
今すでに持っている素晴らしいモノたちの存在に気づき、その世界をより謳歌すること。
それこそがより人生を充実したものにしてくれるのです。
そして、自分らしくありのままの姿で旅をする。
思うがままに生き方を選択していく。
そうすることで、より明るく楽しい未来が切り拓かれるのかもしれません。
ぜひ歌詞の意味を噛み締めながら、この曲『How-to』を聴いてみて下さい！
前向きな歌詞と明るいメロディが、まだ見ぬ世界にワクワクさせてくれるかもしれません。
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