Aimer(エメ)『思い出は奇麗で』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
15thトリプルA面シングル『Black Bird/Tiny Dancers/思い出は奇麗で』の3曲目に収録された一曲。
この曲は、キヤノンマーケティングジャパン『”This” is my life.』のCMソングとしても起用されました。
今は亡き父と過ごした日々を振り返り、感謝の思いを伝える。
そんな切なくも温かい楽曲になっています。
Aimer公式Twitterアカウントのツイートから。
Aimer 新曲「思い出は奇麗で」ミュージックビデオには、Official Fan Club“Blanc et Noir”にて募集したファンの皆さんの思い出の写真も登場します!是非ご覧ください!by staffhttps://t.co/AheF6n1TFj pic.twitter.com/gly1BQ4O0b
— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) June 15, 2018
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『思い出は奇麗で』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Aimer『思い出は奇麗で』歌詞
歌手:Aimer
作詞:aimerrhythm
作曲:飛内将大
収録:15thシングル『Black Bird/Tiny Dancers/思い出は奇麗で』
発売日:2018年9月5日(水)
白い靴が泥だらけでも
公園のブランコ 秘密の子猫
日暮れまで遊んで あなたの呼ぶ声
夕飯のにおいと伸びてゆく影
誰より一番 大きな背中
世界中で一番 優しい その手
疲れてたくせして 肩車なんてね
触れるほど 夕陽が近くに見えた
思い出は綺麗だ 憧れがあった
ひとりでに零れたのは
あなたゆずりの癖
日曜の朝 焦げたトースト
床に落ちたシャツにママが笑う
月曜日になったら誰より強くて
二人乗りしたよね 錆びた自転車
思い出は綺麗で 憧れてたんだ
ひとりでに零れたのは
あなたゆずりの癖
もう少しだけでも
あと少しだけでも
そばにいれたなら何を伝えたろう?
さようなら
ありがとう
愛されてたんだ
ありふれた言葉しか
出てこなかったんだ
『思い出は奇麗で』歌詞の意味&魅力
この曲『思い出は奇麗で』は、父の日に合わせて発表された親子の関係を歌った曲。
世代を問わず、全ての人に共感してもらえる曲を目指して制作されたとのこと。
心温まるハートフルな楽曲となっています。
今ある時間を大切に生きよう。
一瞬一瞬の大切さを教えてくれる楽曲です。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeで公開されている『思い出は奇麗で』公式MV。
今回のMVは全編アニメーション作品。
映像の中には、ファンの方から集まった家族での思い出写真が数多く使われました。
映像作品としても十分に楽しめる、感動的な作品に仕上がっています。
実は『思い出は奇麗で』は、Aimerの既発曲『今日から思い出』の続編として描かれており、MVもストーリー仕立てとなっているので、是非こちらも合わせてチェックしてみてください。
『思い出は奇麗で』の世界観を、より肌で感じることができるはずです。
この作品に出てくる女の子のその後を描いたのが、『思い出は奇麗で』の世界になります。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
白い靴が泥だらけでも
公園のブランコ 秘密の子猫
日暮れまで遊んで あなたの呼ぶ声
夕飯のにおいと伸びてゆく影
このパートは、主人公が小さい子供だった頃の思い出を回想するシーンです。
昔は時間があれば公園に遊びに行き、白い靴が泥だらけになっていることなど御構い無しに楽しむ。
そこには大好きな子猫もいて、公園の隅っこに隠れてその子猫と遊ぶのです。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
辺りが暗くなった頃、いつも主人公の名前を読んでくれるのはお父さんでした。
お父さんに名前を呼ばれること、それはお家に帰る時間であることを表しています。
“伸びてゆく影“というのは、沈んでいく夕日のことを示した言葉。
家で待っている温かい夜ご飯を楽しみに、主人公はお父さんと一緒に帰るのです。
続くBメロがこちら。
誰より一番 大きな背中
世界中で一番 優しい その手
疲れてたくせして 肩車なんてね
触れるほど 夕陽が近くに見えた
主人公にとってお父さんの背中は誰よりも大きく、世界で一番優しく包み込んでくれる。
仕事終わりで疲れているはずなのに、いつも肩車だってしてくれる。
そんなお父さんの愛情は、主人公にとってかけがえのない宝物でした。
そしてサビ部分の歌詞がこちら。
思い出は綺麗で 憧れてたんだ
ひとりでに零れたのは
あなたゆずりの癖
そして歌詞はここで現実世界(主人公が大人になった世界)に戻ってきます。
ここまで描かれてきたようなお父さんとの思い出は、どれも奇麗で美しく、どこかお父さんに憧れを抱いていた主人公がいました。
無償の愛をくれたかっこいいお父さん。
もう会うことの出来ないお父さんとの思い出を振り返りながら、涙が溢れてくるのです。
涙もろいところもお父さんゆずり。
親子とは特別な存在なのです。
15thSGから
きょうも1曲紹介させてくださいね。M3
「思い出は奇麗で」????今年の父の日に発表しました。
MVはきのう紹介した「今日から思い出」とリンクしているので、繋がりも見てもらえたらうれしいです。https://t.co/RREu7lokHE pic.twitter.com/DzWXFDqJzx
— Aimer&staff (@Aimer_and_staff) September 4, 2018
2番:歌詞の意味
冒頭はBメロから始まります。
日曜の朝 焦げたトースト
床に落ちたシャツにママが笑う
月曜日になったら誰より強くて
二人乗りしたよね 錆びた自転車
このパートも改めて父との思い出を回想する部分。
“焦げたトースト”や”床に落ちたシャツ”というのはお父さんのお茶目な部分や、リラックスした様子を表現した言葉。
そんな可愛い一面を持ちながらも、月曜日になれば堂々と仕事に向かっていく。
主人公の脳裏にはそんなかっこよくて力強いお父さんの姿が焼きついているのです。
“錆びた自転車“というのは、より思い出を強くする言葉。
自転車に2人で乗った時間も、主人公にとって思い出深いかけがえのない時間でした。
続く2番サビは1番と同様の歌詞。
そのあとに続くCメロ部分がこちら。
もう少しだけでも
あと少しだけでも
そばにいれたなら何を伝えたろう?
この歌詞部分は、この曲のメッセージが詰まった大事なフレーズが並びます。
今はもう会うことの出来ないお父さん。
もう少し一緒にいれたら、どんな言葉を伝えたのだろうか?
私はお父さんに伝えたいことを伝えきれたのだろうか?
主人公はおそらく、もっと伝えたかったことがあったはずなのです。
ただどんなに伝えたい言葉があっても、会えなくなってからでは遅かった。
きっと後悔が残っているんです。
今を大切に生きること。
当たり前のようで大切なことに気付かせてくれる、優しくも力強いメッセージが歌われています。
そしてラスサビで終わります。
さようなら
ありがとう
愛されてたんだ
ありふれた言葉しか
出てこなかったんだ
小さい頃の主人公。
昔の私は”さようなら”や”ありがとう”という、ありふれた言葉を伝えることで精一杯だったのです。
失ってから気づく大切さ。
そんな後悔を胸にしながららも、お父さんからもらったたくさんの愛情を次は自分の子どもたちに注いでいきます。
愛の連鎖が次の幸せをもたらしてくれるのです。
亡き父に送る感謝を歌った一曲。
同時に、今を大切に生きることの尊さを教えてくれる作品です。
ぜひ歌詞の意味を味わいながら、この曲『思い出は奇麗で』の世界にじっくりと浸ってみてください!
きっと心に刺さる”何か”があるはずです。
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