milet(ミレイ)『Wake Me Up』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
この曲は、2ndフルアルバム『visions』の13曲目に収録された楽曲。
テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』のテーマ曲として書き下ろされました。
実はこの曲、番組内で流れ始めると”赤ちゃんが泣きやむ”という報告が数多く寄せられていてたそうです。
milet(ミレイ)公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『Wake Me Up』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
milet『Wake Me Up』歌詞和訳
歌手:milet
作詞:milet
作曲:milet, TomoLow
収録:2ndフルアルバム『visions』
発売日:2022年2月2日(水)
Give me a minute
‘Cause I need to feel it
気づけばまた夜明けをまたいだ<和訳>
もう少し時間がほしい
なぜなら私はそれを感じる必要があるから
気づけばまた夜明けをまたいだ
そう近付いて 遠ざかって
How many tears have you shed?
声もなく笑っていた<和訳>
そう近付いて 遠ざかって
どれだけ涙を流してきただろうか
声もなく笑っていた
Babe if you want it, babe if you want it
いつのまにか 漕ぎ着けた今日も
You must fight for it, you must fight for it
Come on We’ll be fine as long as you’re with me You’re with me<和訳>
もしも愛しきあなたが望むなら
もしも愛しきあなたがそれを望むのなら
いつのまにか 漕ぎ着けた今日も
あなたはそれの為に戦う必要がある
あなたはそれの為に戦う必要があるのだ
私と一緒にいれば大丈夫だから向き合おう
You wake me up 今飛び込んで
ひとつも残さず聞いて
溢れるあなたも愛していたい
この声で羽ばたけ your mind<和訳>
よく考えて目を覚まして 今飛び込んで
ひとつも残さず聞いて
溢れるあなたも愛していたい
この声で羽ばたけ あなたの思いや願い
Wake me up どこまでも行ける
裸足のまま駆け抜けて
その瞳で弾けたいの Spark
もう二度とない今だけを抱きしめて
どこにいても you’re mine
他には何もない
いつまでも you’re mine<和訳>
目を覚まして どこまでも行ける
裸足のまま駆け抜けて
その瞳で弾けたいの スパーク
もう二度とない今だけを抱きしめて
どこにいても あなたは私のもの
他には何もない
いつまでも あなたは私のもの
Be what you wanna be, yeah
And no need to hide it
苦し紛れに言葉を紡いで<和訳>
あなたは何になりたいの?
そしてその夢を隠す必要なんてない
苦し紛れに言葉を紡いで
まだいける?飽きもせず
繰り返した自問で came a long way to get here<和訳>
まだいける?飽きもせず
繰り返した自問で ここまで来るのは長い道のりだった
Before the night’s over
I’m still running for you
‘Cause you make my world shine so bright
And we’ll never go back
Back to where we were
As long as you’re with me We’ll be fine<和訳>
夜が明ける前に
私はあなたの為に走り続けている
なぜならあなたは私の世界を明るく照らしてくれるから
そして私たちは決して後ろを振り向かない
どこにいったって後戻りはしない
一緒にいる限り私たちは大丈夫
Now I let you know that you’re my one and only
‘Cause you make my world shine so bright<和訳>
あなたは私にとってのかけがえのない人
なぜならあなたは私の世界を明るく照らしてくれるから
So please wake me up
Leave it all behind
I won’t let you go<和訳>
どうか目を覚ましてほしい
しがらみなんて全て手放せばいい
私はあなたを放さないから大丈夫
Now wake me up 今飛び込んで
ひとつも残さず聞いて
溢れるあなたも愛していたい
この声で羽ばたけ your mind<和訳>
今目を覚まして 今飛び込んで
ひとつも残さず聞いて
溢れるあなたも愛していたい
この声で羽ばたけ あなたの思い
Wake me up どこまでも行ける
裸足のまま駆け抜けて
その瞳で弾けたいの Spark
もう二度とない今だけを抱きしめて
どこにいても you’re mine
他には何もない
いつまでも you’re mine<和訳>
目を覚まして どこまでも行ける
裸足のまま駆け抜けて
その瞳で弾けたいの スパーク
もう二度とない今だけを抱きしめて
どこにいても あなたは私のもの
他には何もない
いつまでも あなたは私のもの
『Wake Me Up』歌詞の意味&魅力
この曲のタイトル『Wake Me Up』を和訳すると”起こして”という意味になりますが、実はこの他にも”気付かせる”や”考えさせる”、”生き返らせる”といった意味でも使われます。
これは”目を覚まさせる”という行為を比喩的に解釈したもので、”私自身について気づかせる”と捉えられるかもしれません。
「自分の心に手を当てて、心の声に耳を澄ましてみて。」と、miletさんが聴く人に優しく語りかけてくれるような楽曲なのです。
miletさん本人はこの曲について「朝にぴったりな曲だけど、実は夜にも合うの。走りたくなる。」とTwitter上でつぶやいていました。
まさにその言葉通り、タイトルやメロディは爽やかな朝を感じさせる疾走感溢れるものなのですが、実は歌詞の中身は、深く考えさせられるような内容になっているのです。
なぜこの曲を聴くと走りたくなるのか。
そんなことに注目しながら、一つづつ歌詞を紐解いていきたいと思います。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeで公開されている『Wake Me Up』公式MV。
ここからは歌詞考察をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
Give me a minute
‘Cause I need to feel it
気づけばまた夜明けをまたいだ
そう近付いて 遠ざかって
How many tears have you shed?
声もなく笑っていた
前半部分で歌われているのは、今この瞬間に至るまでの主人公についてだと思います。
そして<it>というのは”自分自身の心の声”のことであり、主人公はこれまで何度も、自分の心の声に丁寧に耳を傾けてきたのです。
今自分は何を求めているのか。
自分はどこに向かっていきたいのか。
そんなことを常に問い続けて生きてきたものの、その答えに辿り着くまでにはきっと多くの時間がかかったのだと思います。
<How many tears have you shed?>という言葉からも分かるように、その道のりは想像以上に厳しいものだったのかもしれません。
そして、最後の一行からは心ここにあらずな憔悴感さえも伝わってきますが、このパートで主人公が伝えようとしていることは、それでもなお”これまでの生き方を肯定している”ということなのだと僕は感じました。
続く1番Bメロの歌詞。
Babe if you want it, babe if you want it
いつのまにか 漕ぎ着けた今日も
You must fight for it, you must fight for it
Come on We’ll be fine as long as you’re with me You’re with me
ここで度々歌われる<it>という言葉も、直前のAメロ部分と同様に”自分自身の心の声”として捉えられると思います。
そしてここで登場する<You>とはこの曲を聴く人のことを表した言葉であり、miletさんはその全ての人たちのことを<Babe(愛しき人)>と歌っているのです。
もし皆が、ありのままに生きていきたいと願うならば、その為には自分の心と戦う(向き合う)必要があると教えてくれているのだと思います。
きっとそれができれば、僕たちはもっと自由に生きられるのかもしれません。
もちろんAメロ部分で歌われたように、自分と向き合うことは簡単なことではないのですが「心が折れそうになっても私がそばにいるから安心してね」と、不安になる人たちの背中を押してくれるのです。
そして1番サビ前半部分の歌詞がこちら。
You wake me up 今飛び込んで
ひとつも残さず聞いて
溢れるあなたも愛していたい
この声で羽ばたけ your mind
有名な格言に”これからの人生の中で今が一番若い”という言葉がありますが、その言葉通りこのパートでは、聴く人に「今動き出そう!」と語りかけてくれているような気がします。
冒頭で歌われる<wake me up>が示すのはおそらく、自分の心の声に気付いて(目を覚まして)というmiletさんの願いなのではないでしょうか。
自分の心の声をひとつも残さずに聴いて、尊重してあげてほしいと言っているのです。
様々な感情や願望で溢れてくるかもしれませんが、そんなありのままの皆を愛したいのだと伝えてくれているように感じられました。
最後の<この声で羽ばたけ>という言葉も、心の声をありのままに表現してほしい!というmiletさんからの願いであり、これこそがこの曲のメッセージなのだと思います。
続く1番サビ後半部分の歌詞。
Wake me up どこまでも行ける
裸足のまま駆け抜けて
その瞳で弾けたいの Spark
もう二度とない今だけを抱きしめて
どこにいても you’re mine
他には何もない
いつまでも you’re mine
心の声をありのままに表現できるようになれば、どこまでも行けるのだと歌われます。
そして<裸足のまま>という言葉も、比喩的に”ありのまま”の状態を表現しているように感じられました。
今というかけがえの無い時間を大切に、ありのままの自分で人生を駆け抜けることができれば、きっと誰もが輝くことができるはずだ!というメッセージなのだと思います。
そうやって生きることができれば、きっと誰かがそばで支えてくれたり応援してくれたりするのです。<どこにいても you’re mine>や<いつまでも you’re mine>という言葉がまさに、そんな現実を表しているのではないでしょうか。
2番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞。
Be what you wanna be, yeah
And no need to hide it
苦し紛れに言葉を紡いで
まだいける?飽きもせず
繰り返した自問で came a long way to get here
冒頭から「あなたは何になりたいの?」という問いが投げかけられます。
そして畳み掛けるように「その夢を隠す必要なんてない」と歌われるのです。
なぜなら多くの人は、夢や希望を聞かれたとしても、本心をありのままに語ることがないからなのだと思います。
きっと本心を語ることに対して、心のどこかに後ろめたさや恐怖を抱いているのです。
miletさんはそんな恐怖心を理解した上で、優しく語りかけてくれているのではないでしょうか。自分も自問自答を繰り返しながら前に進んでいる最中だから、一緒に道を切り拓いていこう!と誘ってくれているように感じられます。
続くCメロ前半部分の歌詞。
Before the night’s over
I’m still running for you
‘Cause you make my world shine so bright
And we’ll never go back
Back to where we were
As long as you’re with me We’ll be fine
夜が明ける前という言葉からは、真っ暗闇でネガティブな印象を感じますが、そんな中でも主人公は走り続けるのだと歌われます。
なぜなら、あなた(この曲を聴く人たち)と一緒にいれば、たとえ夜であっても道が照らされるからだと伝えるのです。
ありのままに生きる者同士が、互いに寄り添い合いながら走ることができれば、どんな暗闇の中も突き進むことができるのだということなのかもしれません。
共に志を共有して生きる仲間がいることこそが、輝き続けるための秘訣であって、そんな仲間は誰にでも作れるのだと教えてくれているように感じられます。
miletさんがまさに、その役割を果たすからと言ってくれているのではないでしょうか。
そしてCメロ後半部分の歌詞がこちら。
Now I let you know that you’re my one and only
‘Cause you make my world shine so bright
So please wake me up
Leave it all behind
I won’t let you go
前半部分の歌詞では、miletさん自身がこの曲を聴く人たちの仲間になると歌われましたが、ここでは逆に、miletさんにとっても皆が大切な仲間なのだと歌われます。
ファンを含めてこの曲を聴くすべての人たちが、miletさんの人生を明るく照らしているということなのかもしれません。そんな感謝の念がこのパートからは伝わってきます。
だからこそ、互いに目を覚まして助け合い、しがらみに縛られることなくありのままに生きていこうよ!と改めて聴く人にメッセージを投げかけます。
まずは私を信じてほしい、絶対に放したりはしないからと、強く訴えかけるのです。
(続く落ちサビとラスサビの歌詞は1番サビの歌詞とほぼ同様なので割愛します。)
歌詞の意味にも注目しながら、この曲『Wake Me Up』を聴いてみて下さい!
ぜひ皆さんのお気に入りの一曲にしていただけると嬉しいです。
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