緑黄色社会(リョクシャカ)『リトルシンガー』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
3rdミニアルバム『溢れた水の行方』のラストを飾る6曲目に収録された一曲です。
元々は小説家沖田円さんの小説作品『きみに届け。はじまりの歌』の作中詞として書かれたもので、後日リメイク版として制作されました。
夢を追いかける中でぶつかる悩みや葛藤を、ストレートに表現した楽曲になります。
緑黄色社会公式インスタグラムに投稿されたオフショット。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『リトルシンガー』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
緑黄色社会『リトルシンガー』歌詞
歌手:緑黄色社会
作詞:長屋晴子
作曲:緑黄色社会
収録:3rdミニアルバム『溢れた水の行方』
発売日:2018年11月7日(水)
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
不安も迷いも吹き飛ばす声で
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
飾らないありのままの言葉で
「自分」ってやつを見失ったとき
誰かが視界を塞いでいる
よく聞いて僕の声を よく見て僕の心を
大丈夫 そこに答えがある
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
誰にも何処にも転がされたくはない
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
いつでも自分に嘘をつきたくはない
この気持ち閉じ込めた僕の歌
最高の宝物
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
今も変わらない追いかけた夢を
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
やっと見つけたこの気持ちを
「自分」ってやつのその答えは
とっくに分かっているでしょう?
思い出して僕の声を 感じて僕の心を
大丈夫 あいつも歩き出してる
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
大事なものたち手放したくはない
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
探し出した答え忘れたくはない
この気持ち閉じ込めた僕の歌
どこまで届くかな
僕は僕のために生きて
僕を笑顔にしたい
「自分」ってやつを守っていきたい
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
過去、今、未来
どこをとっても最高がいい
この気持ち閉じ込めた僕の歌
さあ歌え リトルシンガー
『リトルシンガー』歌詞の意味&魅力
この曲『リトルシンガー』のモデルになった小説作品『きみに届け。はじまりの歌』は、「自分らしさとは何だろう?」という問いかけが頭の中を駆け巡る女子高生が主人公の物語。
その主人公の活動と緑黄色社会(リョクシャカ)自身の活動とが似ていたこともあり、作中詞でありながら、本人たちの気持ちがストレートに表現された作品です。
前に進もうとする主人公の姿が、詞とメロディで活き活きと表現された疾走感溢れるナンバーに仕上がっています。
この曲に詰まっているのは、“もっと素直に生きれば、今見えている世界がグッと広がるんだ”というメッセージ。
公式MVの紹介
YouTubeで公開されている『リトルシンガー』公式MVがこちら。
このMVは、小説『きみに届け。はじまりの歌』の作者沖田円さんの出身地である愛知県安城市で撮影されました。
出演しているのはモデルの黒川心さん。
夏を感じさせる爽やかな映像作品になっています。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
不安も迷いも吹き飛ばす声で
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
飾らないありのままの言葉で
タイトルにもなっている”リトルシンガー“という言葉。
これは小説の主人公である女子高生、そしてVo.長屋が自分自身を重ねた言葉です。
何を歌えばいいのか、将来どうしていけばいいのか、そんな誰もが通ってきた不安や葛藤を抱える時期のことを表現しています。
そんな人たちに対して、そして自分自身に対して、もっと素直になれば大丈夫だと伝えているのが最後のフレーズ。
“飾らないありのままの言葉”
続くBメロの歌詞。
「自分」ってやつを見失ったとき
誰かが視界を塞いでいる
よく聞いて僕の声を よく見て僕の心を
大丈夫 そこに答えがある
このパートでは、”迷いや不安を取り除くための答えは、いつも自分の中にあるんだ“ということを歌っています。
どう進めば良いか分からなくなるときは、いつも自分自身を見失ったときなのかもしれません。
だからこそそんなときは、自分の心に問いかける。
周りに答えを求めても答えはどこにもないから、自分自身にしっかりと耳を傾けて、素直な気持ちに従えばいいということです。
“大丈夫”
この言葉からは、聴く人の背中をグッと押してくれるような力強いパワーを感じます。
そしてサビの歌詞がこちら。
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
誰にも何処にも転がされたくはない
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
いつでも自分に嘘をつきたくはない
この気持ち閉じ込めた僕の歌
最高の宝物
サビ部分はこの曲の先にいる主人公のアンサー。
サビ冒頭の”僕は僕のために生きて僕のために歌うよ“というフレーズ。
この一文にこの曲『リトルシンガー』のメッセージが詰め込まれているような気がします。
“誰にも〜されたくはない”
“いつでも〜つきたくはない”
この2文は僕の本音であり、自分自身と向き合って出てきた素直な気持。
そんな気持ちをまっすぐに歌った歌、それこそがAメロで描かれていた不安や葛藤に対する答えだったんです。
そしてそれが大切にすべきこと。
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2番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分から。
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
今も変わらない追いかけた夢を
ねぇリトルシンガー 歌ってほしいよ
やっと見つけたこの気持ちを
2番も1番の歌詞と同様に、何を歌えば良いのか、将来どうしていけばいいのか不安を抱えている人に向けた言葉。
深く考えすぎずに、自分自身が追いかけている夢のことを思いっきり歌えばいいんです。
そして、そうやって自分に向き合って気づいた素直な気持ちを歌えばいいんです。
続くBメロ部分の歌詞。
「自分」ってやつのその答えは
とっくに分かっているでしょう?
思い出して僕の声を 感じて僕の心を
大丈夫 あいつも歩き出してる
素直になれば良いと気づけても、前に進むのが怖くなるときもありますよね。
そんな葛藤がこのBメロ部分では表現されているようです。
自分の素直な気持ちにはすでに気づいているから、あとは一歩踏み出すだけ。
“自分らしさ”って少しづつ前に進んだ先に見えてくるものだから。
そして”将来に迷ったり不安になったりしているのは自分だけじゃないよ“ということを、”あいつも歩き出している“という言葉で表現しています。
またここでも”大丈夫”と聴く人の背中を押してくれています。
そして2番のサビがこちら。
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
大事なものたち手放したくはない
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
探し出した答え忘れたくはない
この気持ち閉じ込めた僕の歌
どこまで届くかな
ここで歌われている”大事なものたち“というのは、”自分自身の素直な気持ち“のこと。
そんな素直な気持ちに蓋をしていると、本当の自分をまた見失ってしまうかもしれない。
そうならないためにも、この気持ちを歌に閉じ込めて歌うんです。
どこまでも遠くまで届けるために。
深く考えすぎず、素直に自分のために歌えばいいんですよね。
それが気づけば、たくさんの人の心を動かしているんです。
最後のラスサビの歌詞がこちら。
僕は僕のために生きて
僕を笑顔にしたい
「自分」ってやつを守っていきたい
僕は僕のために生きて
僕のために歌うよ
過去、今、未来
どこをとっても最高がいい
この気持ち閉じ込めた僕の歌
さあ歌え リトルシンガー
僕の”素直な気持ち”と”決意”が表現された最後のパート。
自分の気持ちを大切にすることへの決意。
そして”過去、今、未来どこをとっても最高がいい“というフレーズには、何も飾らない素直な気持ちが表現されているようです。
そんな気持ちをストレートに歌って、まずは自分自身を笑顔にしよう。
そうすればきっと、周りの人も笑顔になる。
自分の将来が不安になったり、
進もうとしている道が正解なのか分からなくなったり、夢に向かって進んでいると色々な壁にぶつかります。
そんなときは、自分の素直な気持ちを大切にしよう。
それがきっと正解なんです。
自分の気持ちに素直になれたとき始めて、
目の前がグッと広がり見えてる世界が広がるのかもしれません。
挑戦する人の背中を押してくれる一曲。
歌詞の意味を心に刻みながら、ぜひ『リトルシンガー』を聴いてみてください。
どうにもならない将来への不安や悩みを、きっと取り除いてくれるはずです。
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