緑黄色社会(リョクシャカ)『想い人』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
この曲は配信限定シングルとして発表された一曲。
映画『初恋ロスタイム』の主題歌として書き下ろされた楽曲でもあります。
人を思いやる気持ちを歌った、かなりエモーショナルな作品です。
緑黄色社会公式インスタグラムに投稿された『想い人』のteaser映像がこちら。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『想い人』の歌詞から紹介していきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
緑黄色社会『想い人』歌詞
歌手:緑黄色社会
作詞:長屋晴子
作曲:小林壱誓
収録:配信限定シングル『想い人』
発売日:2019年8月30日(金)
誰かに守られているのは
暖かくて心地がいいけれど
あなたを守ってくれたその誰かの
背中には見えない傷がある
愛されながら愛していく
もらった愛の分だけ
守っていこう 返していこう
これ以上傷付けさせない
今ならば分かるよね
あなたをずっと守ってくれた
優しい気持ち
誰かを守り抜くということ
決めたからこそ見える景色がある
握りしめた覚悟さえ 解かれ
ドキリとして投げ出したいくらい
いいさ あなたがいちばん大事でも
いちばんなんていくつあってもいい
あなたが守ると決めたその誰かを
浮かべればほらもう怖くない
支えてくれた泣いてくれた
優しさを追いかけて
守っていこう 返していこう
抱きしめた手の暖かさを
必ず覚えていて
誰かをずっと守ると決めた
本当の強さ
先を歩く人の表情は分からない
気付かずにいたこれまでの涙
“止まれ”口に出して
追いついたその先に
あなたをずっと守った背中
愛されながら愛していく
もらった愛の分だけ
守っていこう 返していこう
誰かを想う 優しい気持ち
『想い人』歌詞の意味&魅力
この曲の歌詞はボーカルの長屋さんが、自身の母親を頭に浮かべて書いた曲になります。
楽しいことだけじゃなくて、きっと辛いこととか苦しいこととかたくさん抱えて育ててくれたはず。
そうやって自分が受け取って来たものを少しずつ、少しずつ返していきたい。
そんな、大切な誰かを思う気持ちを歌った楽曲です。
聴く人によってその”誰か”は変わるかもしれないけど、そんな”大切な人”を頭に浮かべて聴きたい楽曲になっています。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeで公開されている『想い人』公式MV。
今回のMVは『時が止まった世界』をテーマに制作された映像になります。
映画『初恋ロスタイム』のモチーフに合わせて作られました。
実際にメンバーが静止する映像が何度も流れるのですが、実際に静止した動画を撮影して編集で調整されているとのこと。
不思議な感覚になれる作品に仕上がっています。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずはAメロ部分の歌詞から。
誰かに守られているのは
暖かくて心地がいいけれど
あなたを守ってくれたその誰かの
背中には見えない傷がある
前半部分は歌詞のまま「”誰かに守られている”そんな状態はすごく心地いいし、嬉しくて優しい気持ちになれるよね」と言っています。
しかし、そうやってあなたのことを守ってくれた人は、きっと辛いこともたくさん経験してきたはずだよねという意味。
その後すぐに続くサビ部分。
愛されながら愛していく
もらった愛の分だけ
守っていこう 返していこう
これ以上傷付けさせない
今ならば分かるよね
あなたをずっと守ってくれた
優しい気持ち
Aメロ部分の歌詞を受けて、このパートは描かれています。
これまでいろんな苦難を乗り越えあなたを守ってくれた”誰か”に、次はあなたが愛を返す番。
もちろん今も守られているけれど、これからはそれと同時に”大切な人”を守る番でもある、そして愛を与える番でもある。
“今ならば分かるよね“という部分では、無条件に守られていた頃から成長した、今のあなたに向けて語りかけている言葉になります。
いろんな経験をして生きる中で、人を守ることが容易いことじゃないことを理解したよねということ。
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2番:歌詞の意味
ここでは“誰かを守る”ということがどれだけ大変で尊いことなのかが描かれています。
サビ前までをまとめて見ていきます。
誰かを守り抜くということ
決めたからこそ見える景色がある
握りしめた覚悟さえ 解かれ
ドキリとして投げ出したいくらい
いいさ あなたがいちばん大事でも
いちばんなんていくつあってもいい
あなたが守ると決めたその誰かを
浮かべればほらもう怖くない
“誰かを守り抜く”ということは、簡単に成し遂げられることではないということ。
だからこそ、その覚悟を決めた人にしか見えない景色があるのだということ。
“決めたからこそ見える景色“や”ドキリとして投げ出したいくらい“というフレーズに、どれだけ大変で尊いことなのかということが表現されています。
そして後半部分では、その覚悟を決めた人間の強さを歌っています。
本気で守りたい人がいる人間は、きっとどんな困難だって乗り越えられる。
その大切な人を頭に浮かべれば、怖かったものもきっと怖くなくなるはずだということ。
誰かを守ることは簡単なことではないけれど、その覚悟を決めた人間は一歩先に進んでいくのかもしれません。
続く2番サビ部分の歌詞。
支えてくれた泣いてくれた
優しさを追いかけて
守っていこう 返していこう
抱きしめた手の暖かさを
必ず覚えていて
誰かをずっと守ると決めた
本当の強さ
“支えてくれた泣いてくれた優しさ“というのは自分のことを守ってくれた”誰か”のこと。
その”誰か(大切な人)”から受け取った優しさや温もりを、同じように返していきたいという強い決意が込められています。
その”誰か”を守るという決意こそが人間の本当の強さなんです。
そしてCメロ部分。
先を歩く人の表情は分からない
気付かずにいたこれまでの涙
“先を歩く人“というのが、あなたのことを守ってくれた“誰か(大切な人)”のこと。
あなたを守るためにどんなに涙を流してきたか、それにずっと気づくことができなかったことを表現しています。
その涙に少しづつ気づけるように、あなた自身も成長してきたということです。
続くラスサビ前の落ちサビ部分。
“止まれ”口に出して
追いついたその先に
あなたをずっと守った背中
“止まれ”というセリフには、これまでの涙には気づけなかったけど、これからは涙を流させないように守るんだという決意が隠れている気がします。
やっと”誰か(大切な人)”に追いつくことができたあなた、今までは守られるだけだったあなたは、誰かを守るという愛しくて尊い役割を担う人、”想い人”となってまた1つ強くなったんです。
最後はこの歌詞で終わります。
愛されながら愛していく
もらった愛の分だけ
守っていこう 返していこう
誰かを想う 優しい気持ち
この曲のメッセージが詰め込まれたラスサビ部分。
愛されるだけではなく、その愛を返すんだ。
もらった愛の裏側にはたくさんの涙があったんだ。
だから、だからこそ次は私が守ろう。
“誰か”を想うって、こんなに優しい気持ちになれるんだね。
聴く人の心を優しさで包んでくれる、そんな楽曲になっています。
自分をこれまで支えてきてくれた人の存在、そして受け取ってきた愛情の尊さに改めて気づかせてくれる一曲です。
ぜひ、歌詞の意味を味わいながらじっくりと『想い人』を聴いてみてください。
ありのままのリョクシャカ(緑黄色社会)を体感できるはずです。
『想い人』を動画で解説
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