Mrs. GREEN APPLE(ミセス)『Lion』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
2ndオリジナルアルバム『Mrs. GREEN APPLE』の1曲目に収録された楽曲。
人生に悩み苦しみもがくように生きてきたボーカルの大森が二十歳になり、この先の未来に確かな一筋の道を見つけ出したことを証明するような歌詞となっています。
この先の人生の”歩み方”について、導かれた答えをストレートに歌った力強い一曲です。
Mrs. GREEN APPLE(ミセス)公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『Lion』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Mrs. GREEN APPLE『Lion』歌詞
歌手:Mrs. GREEN APPLE
作詞:大森元貴
作曲:大森元貴
収録:2ndアルバム『Mrs. GREEN APPLE』
発売日:2017年1月11日(水)
僕らは今日も叫んでいる
誰かに聞こえるよう叫んでいる
愛されたいのに愛せない
僕は僕を気にしすぎている
【誰か】を知って
優しくなって
そんな毎日を【君】と過ごしたい
【独り】を知って
優しくなって
ライオンみたいに逞しく在りたい
僕らは今日も祈っている
誰もが輝けるよう祈っている
いつの日か今日を思い出して
心が暖かくなるのかな?
愛されたいのに愛せない
周りの目を気にしすぎている
【哀しみ】背負って
生きてゆく中で
【許し合う】の意味にたどり着けるのだろうか?
【人間】を知って
また嫌いになっても
僕は諦めず手を繋ごうとしたい
広々とした地を駆けてゆく
いつだってそうで在りたい
誰かの声が聞こえてくる
気付ける人間で在りたい
「素直に心を開きたい」
きっと相手もそう思っている
世界は貴方が思うより
悪くないかもよ
【自分】を知って
優しくなって
そんな毎日を幸せに思いたい
【痛み】を知って
優しくなって
ライオンみたいに
人間みたいに
【心】を持った命でありたい
『Lion』歌詞の意味&魅力
この曲『Lion』は、主人公大森の目指さんとする人間像をストレートに歌った楽曲です。
弱さをも真っ直ぐに受け入れられるような大きな器を持ちながら、優しい心とライオンのように逞しい強さを持った人間でありたい。
これまでの人生、多くの苦しみや孤独のなかでもがきながら生きてきた主人公。
そんな日々を振り返りながら、今まで自分はいつも誰からか受け取ることばかり考えていて、相手に与えることなど全く考えていなかったということに気付くのです。
愛されたい愛されたいばかりで、愛すことが出来ていなかった自分に気づいたとき、大きく目の前の道が拓かれたのでしょう。
公式音源の紹介
こちらがiTunesで公開されている『Lion』公式音源。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
僕らは今日も叫んでいる
誰かに聞こえるよう叫んでいる
愛されたいのに愛せない
僕は僕を気にしすぎている
“僕ら”という言葉、それはこれまでの主人公大森自身、そして今を生きる多くの若者を指した言葉のようです。
これまでの人生、生きる中で多くの悩みや苦しみを抱えながらもがき続けてきたのだと。
毎日孤独から救い出してくれる誰かを求めて、叫び続けてきたのだと。
愛されたい愛されたいばかりで、人を愛すことが出来なかった自分がいたのだと。
しかしどうしてもそんな日々から抜け出すことが出来なかった主人公が、今になってようやく1つの事実に気が付きます。
それは、これまでの僕が自分のことばかりを気にしすぎていたということ。
いつもいつも受け取ることばかりを考えていた自分がいたことに、やっと気が付くのです。
続く1番サビの歌詞がこちら。
【誰か】を知って
優しくなって
そんな毎日を【君】と過ごしたい
【独り】を知って
優しくなって
ライオンみたいに逞しく在りたい
ここで歌われる”誰か”という言葉、それは自分の周りにいる仲間や友達、そして大切な人全てを総称した言葉なのでしょう。
自己中心的な態度ではなく、相手を人を理解する心を持ち優しく在りたい。
そしてそんな優しい自分を持って大切な君と共に毎日を過ごしていたい。
更には”孤独”を知り、人の寂しさを理解できる人間になりたいとも言っています。
何もかもを包み込むような優しさと大きな器を持ち、ライオンのように逞しく在りたい。
それが主人公が理想とする人生の歩み方なのです。
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2番:歌詞の意味
2番Aメロ部分の歌詞から。
僕らは今日も祈っている
誰もが輝けるよう祈っている
いつの日か今日を思い出して
心が暖かくなるのかな?
愛されたいのに愛せない
周りの目を気にしすぎている
ここで描かれる”僕ら”という言葉は1番Aメロ部分と同様、これまでの主人公大森自身、そして今を生きる多くの若者を指した言葉なのでしょう。
誰もが輝けるようにと毎日祈っていたはずなのに、結局は自分が愛されたいだけだったのかもしれないと気が付くのです。
周りの目を気にしすぎて、
最後はいつも自分の見え方ばかりを気にしてしまっていたのかもしれません。
そんな主人公が歌う”心が暖かくなるのかな?”というフレーズはきっと、心が暖かくなるはずなんてないよなということなのでしょう。
そして2番サビの歌詞がこちら。
【哀しみ】背負って
生きてゆく中で
【許し合う】の意味にたどり着けるのだろうか?
【人間】を知って
また嫌いになっても
僕は諦めず手を繋ごうとしたい
きっとこれからも生きていく中で、哀しみからは逃れられないだろうと言っています。
しかしそんな哀しみと真っ直ぐに向き合い生きていく中で、本当の優しさと出会い、許し合う心すなわち人を愛する心を理解することが出来ると信じているのです。
もしその道のりの半ば、人間のことがまた嫌いになってしまったとしても、僕は諦めずに手を繋ぎたい。
人を理解しようとする姿勢をいつまでも続けていく決意が込められているのでしょう。
その後Cメロの歌詞が続きます。
広々とした地を駆けてゆく
いつだってそうで在りたい
誰かの声が聞こえてくる
気付ける人間で在りたい
「素直に心を開きたい」
きっと相手もそう思っている
世界は貴方が思うより
悪くないかもよ
自分という小さな箱の中に閉じこもって生きるのではなく、もっとのびのびとした人生を送っていきたい。
誰かの小さな声にも気付けるような人間で在りたい。
これまでの自分ではあり得なかった、素直に心を開くということを実践していきたい。
それこそが主人公の理想とする人生なのです。
そしてきっと周りの人たちも同じ様に「素直に心を開きたい」と思っているはずだと。
だからこそ真っ直ぐに人と向き合う事ができるようになれば、自然に人と繋がり合えるようになるのかもしれません。
そう考えると、この世界は思っていた程悪いものではないかもなと思えてくるのです。
そしてラスサビの歌詞がこちら。
【自分】を知って
優しくなって
そんな毎日を幸せに思いたい
【痛み】を知って
優しくなって
ライオンみたいに
人間みたいに
【心】を持った命でありたい
自分と真っ直ぐに向き合い自分のことをしっかりと理解する。
自分の弱さを知ることできっと周りの”誰か”にも優しくなれると思うのです。
そうやって少しずつ優しさを知っていくような毎日を、幸せに思えるように生きていたい。
そして更には痛みを知り、”誰か”の痛みに寄り添えるような優しさを手に入れたい。
弱ささえ真っ直ぐに受け入れられるような大きな器を持ってして、人間らしく優しい心とライオンのように逞しい強さを持った人間でありたい。
それこそ僕が理想とする人生なのだと、繰り返し力強く歌われます。
ぜひ歌詞の意味を楽しみながら、この曲『Lion』を聴いてみて下さい!
主人公大森が理想とする人間像が真っ直ぐに伝わってくる一曲です。
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