Mrs. GREEN APPLE(ミセス)『Soup』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
この曲は、4thオリジナルアルバム『Attitude』の15曲目に収録された楽曲です。
どんなに温かいスープもいつかは冷めてしまうように、この僕の思いもいつかは冷めてしまうのかな?と大好きだからこそ不安になってしまう。
かけがえのない大切な人への想いを赤裸々な言葉で歌った、どこまでも切なく温かい一曲となっています。
Mrs. GREEN APPLE(ミセス)公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『Soup』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Mrs. GREEN APPLE『Soup』歌詞
歌手:Mrs. GREEN APPLE
作詞:大森元貴
作曲:大森元貴
収録:4thアルバム『Attitude』
発売日:2019年10月2日(水)
ねえ、温かいスープの様に
君への思いも冷めるのかな?
ねえ、君の一部になりたいと願う
僕はやっぱ欲張りかな
冬の空吹く風は
ふと 人肌恋しくなる
空しさなんてないと云うが
誰かを思い出す
ねえ、温かいスープの様に
時間が経てば冷めるのかな?
ねえ、君の言葉で今日も救われたのに
寂しくなってしまうのは何故だろう?
夜から明けた僕は云うの
昨日の僕らは何処?
「永遠なんて無い」と云うが
僕は知っているんだよ
持っているんだよ
永遠への宝の地図を
ねえ、温かいスープの様に
時間が経てば冷めるのかな?
ねえ、僕はいつも幸せに包まれてるのに
それをなんで歌えないんだろう。
ねえ、温かいスープの様に
君が凍えた時に側に居たいんだ
期待をして裏切られて
大好きが壊れる日もあるけど
僕は生きてゆこうと思うんだ
そんな日々を
冷めないように
ねえ、温かいスープの様に、
『Soup』歌詞の意味&魅力
この曲『Soup』は、主人公が大切に想う君に対して抱く、不安や希望を真っ直ぐに歌ったバラードソング。
温かいスープが少しずつ冷めていくように、この僕の熱い思いもいつかは冷めてしまうのだろうかと不安になる。
しかし、『Soup』という言葉にはもっと前向きな思いも込められています。
君の心や身体が冷え切ってしまったとき、温かいスープのようにそっと君を温め癒やすことが出来るような存在になりたいとも思うのです。
不安になることはもちろんあるけれど、僕はその不安をも受け入れ、少しずつ大切に愛を育んでいくんだという決意が歌われています。
公式音源の紹介
こちらがiTunesで公開されている『Soup』公式音源。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
この曲は頭サビから始まります。
ねえ、温かいスープの様に
君への思いも冷めるのかな?
ねえ、君の一部になりたいと願う
僕はやっぱ欲張りかな
主人公には今、大好きで大切に思っている人がいる様子。
この曲では、そんな主人公の気持ちが”温かいスープ”に例えられているのです。
どんなに温かいスープもいつかは冷めてしまうように、この僕の思いもいつかは冷めてしまうのかな?と自分自身に何度も何度も語りかけている様子が想像できます。
きっとそんな日が来ることを恐れているのでしょう。
それでもやっぱり君といつまでも一緒に居たいと思うのです。
僕にとって君がかけがえのない人であるように、君にとっても僕がかけがえのない人であってほしいと願ってしまうのです。
そんな気持ちが溢れる度に、僕は欲張りなのだろうかと自問自答してしまうのでしょう。
続く1番Aメロの歌詞。
冬の空吹く風は
ふと 人肌恋しくなる
空しさなんてないと云うが
誰かを思い出す
冬の日の冷たい風はいつの日かの幸せな日々をふと思い出させます。
一人寂しく歩く夜なんかには、その風はより一層の虚しさを運んでくるのです。
そして大好きな君が主人公の頭の中を埋め尽くすのでしょう。
そして1番サビの歌詞がこちら。
ねえ、温かいスープの様に
時間が経てば冷めるのかな?
ねえ、君の言葉で今日も救われたのに
寂しくなってしまうのは何故だろう?
前半部分は頭サビの歌詞と同様、主人公が抱く不安な気持ちが描かれています。
君への思いもいつかは冷めてしまうのだろうかと。
そんな日が来ることを想像すると、とても恐ろしく思えてくるのです。
これまで君の言葉に何度も救われてきて、まさに今日だって君にたくさんの幸せを貰ったというのに、なぜか同時に寂しさも感じてしまう。
それは何故なのだろうかと、自問自答を繰り返し頭を悩ませているのでしょう。
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2番:歌詞の意味
2番Aメロ部分の歌詞から。
夜から明けた僕は云うの
昨日の僕らは何処?
「永遠なんて無い」と云うが
僕は知っているんだよ
持っているんだよ
永遠への宝の地図を
“夜から明けた僕”という言葉、これはきっと主人公が家で一人目覚めたことを表現しているのでしょう。
昨日は大好きな君と一緒に楽しくて幸せな1日を過ごしていたのかもしれません。
しかしそんな日が過ぎて行く度に、
いつかこの幸せが終わってしまうのではないだろうかと不安になってしまうのです。
しかし主人公は信じています。
多くの人が「永遠なんて無い」と口にするけど、永遠はきっとあるんだということを。
そして2番サビの歌詞がこちら。
ねえ、温かいスープの様に
時間が経てば冷めるのかな?
ねえ、僕はいつも幸せに包まれてるのに
それをなんで歌えないんだろう。
しかしやっぱり、この熱い君への思いもいつかは冷めてしまうのだろうかと、弱気になってしまう自分もどこかに存在しているのでしょう。
君から沢山の愛情を貰っていつも幸せ一杯なはずなのに、なぜかその事実を真っ直ぐに受け入れることが出来ないのかもしれません。
幸せすぎて怖い。
いつか終わってしまうのではないかと考えると、今感じている幸せを手放しに喜んで歌うことが出来ないのです。
なぜこの感覚から抜け出すことが出来ないのだろうか。
主人公はいつまでもその答えを探しているのでしょう。
その後ラスサビの歌詞が続きます。
ねえ、温かいスープの様に
君が凍えた時に側に居たいんだ
期待をして裏切られて
大好きが壊れる日もあるけど
僕は生きてゆこうと思うんだ
そんな日々を
冷めないように
ねえ、温かいスープの様に、
これまでの”温かいスープ”という言葉には、冷めてしまうことを不安に思うようなネガティブな感情が込められていましたが、ここでは少し違った使われ方がされています。
心や身体が冷え切ってしまっているときに、癒やしや温もりを与えてくれるポジティブなものとして歌われているのです。
君が辛いときには僕が側で支えていたい。
君に期待しすぎて裏切られて、嫌になってしまうこともたまにはあるけど、そんな日々の中を互いに支え合いながら生きていこうと心に決めたのでしょう。
そして大切に大切に、その愛の種を見失ってしまわないように育てていこうと思うのです。
ぜひ歌詞の意味をじっくりと味わいながら、この曲『Soup』を聴いてみて下さい!
心をギュッと締め付けられるような切なさが感じられるかもしれません。
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