Mrs. GREEN APPLE

Mrs. GREEN APPLE『They are』歌詞【意味&解釈】|”愛”と”憂い”を歌う切ないバラード曲(ミセス)

Mrs. GREEN APPLE『They are』歌詞【意味&解釈】|"愛"と"憂い"を歌う切ないバラード曲(ミセス)

Mrs. GREEN APPLE(ミセス)『They are』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。

3rdオリジナルアルバム『ENSEMBLE』の6曲目に収録された楽曲です

この曲のストーリーは、ボーカル大森の実体験を元に制作された楽曲であるということが、”ENSEMBLE TOUR”の一場面で語られました。

辛かったことを思い出しながら作ったことで痛い思いをしたけれど、その分思い入れが詰まった楽曲になっているとのこと

真っ直ぐな言葉が心に突き刺さる、”愛”と”憂い”を歌ったバラードソングとなっています

 

Mrs. GREEN APPLE(ミセス)公式Instagramの投稿から。

 

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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!

 

それでは早速『They are』の歌詞紹介から書いていきます。

あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。

 

Mrs. GREEN APPLE『They are』歌詞

楽曲情報

歌手:Mrs. GREEN APPLE
作詞:大森元貴
作曲:大森元貴
収録:3rdアルバム『ENSEMBLE』
発売日:2018年4月18日(水)

今日もただ
“独りで寂しい”と
君の前で思ってしまう
貴方のその優しい愛は
僕には美しすぎるんだ

 

許してくれなくていい
僕が愚かなままでいい
心が凍えそうなんだ
温めてくれるだけでいい

 

君の喜ぶ顔も
泣きそうな瞳も
僕を呼ぶ声も
生きて居るんだ
君は僕を
置いていくんだ
僕だけ歳をとらないみたいにさ

 

今日もただ
“独りで寂しい”と
君の前で思ってしまう
貴方のその優しさでも
僕は傷を負ってしまうんだ
神様どうか、答えて
君を愛せていたか解らないんだ

 

名誉じゃなくていい
お金なんかは後でいい
君が上手(うわて)なままがいい
孤独を分かち合えればいい

 

ぎこちないキスも
涙した理由(わけ)も
僕はサヨナラに慣れすぎた
心のハグも
プレゼントも
何一つ返せていないのに

 

今日もただ
“独りで寂しい”と
君の前で思ってしまう
貴方のその優しさは
僕には美しすぎる
神様どうか、伝えて
君に愛されていた事に気付いたんだ

 

鐘が鳴り響いた
魂は知っているんだ
本当の愛ってこんなんじゃないんだろうか
出会った意味をも
数えればキリがないけど
君はもう居ない

 

今日もただ
“独りで寂しい”と
ベッドの中で思ってしまう
誰かのその優しさでも
僕は傷を負ってしまうんだ
今頃、僕は 僕は
君を愛していた事に気付いたんだ

 

全てが昨日のように
感じるんだ

 

『They are』歌詞の意味

この曲『They are』は、主人公大森と彼が大切に想う人との物語が描かれた楽曲

大切な人が側にいてくれているのに、なぜか孤独や寂しさを感じてしまう主人公。

それは、これまでの人生の中で”別れ”に慣れすぎたがゆえの感情でした

そんな体験を振り返りながら”本当の愛”の意味を少しずつ明らかにしていきます

失って始めて気付く”愛”の存在や、そのかけがえのなさを痛いほど真っ直ぐに教えてくれる一曲であり、その切ない歌詞とゴスペル調のメロディが相まって涙必至かもしれません

公式音源の紹介

こちらがiTunesで公開されている『They are』公式音源。

 

ここからは歌詞解説をしていきます

1番:歌詞の意味

この曲は頭サビから始まります。

今日もただ
“独りで寂しい”と
君の前で思ってしまう
貴方のその優しい愛は
僕には美しすぎるんだ

君と一緒に居るのに、なぜか”独りで寂しい”と感じてしまう主人公

いつもそんな感情に襲われてしまう様子。

貴方のその優しさは自分には美しすぎる

受け取るには勿体無いほどだと感じているのです。

側に居てくれているのに、どこか遠い存在に感じてしまうのでしょう

主人公がそうやって感じるのは、今までずっと孤独の中を生きてきたからかもしれません

自分に中々自信が持てないのです

 

続く1番Aメロの歌詞。

許してくれなくていい
僕が愚かなままでいい
心が凍えそうなんだ
温めてくれるだけでいい

貴方の愛を真っ直ぐに受け取ることができない僕は愚か者だと、自分自身を責める主人公

そんな僕を許してくれなくていい

ただ…

ただ側にいて心を温めて欲しいのだと。

孤独に押しつぶされてしまいそうな僕の心を、そっと包み込んで温めてほしいのだと

居なくならないでほしいと、心の奥底で叫んでいるのを感じるのです

 

その後1番Bメロ歌詞が続きます。

君の喜ぶ顔も
泣きそうな瞳も
僕を呼ぶ声も
生きて居るんだ
君は僕を
置いていくんだ
僕だけ歳をとらないみたいにさ

君が喜ぶ顔も泣きそうな瞳も、僕を呼ぶ声だって生きている。

そこには心が通っている。

それはとても温かく僕の孤独を癒やしてくれるのですが、心が生きているということは、僕のことを嫌になったり心が変わってしまったりもするということなのです

主人公はその事実に人一倍の恐怖を感じているのでしょう

孤独の中を何とか生き延びてきた主人公にとって、永遠に心変わりすること無く君が一緒に居てくれると信じることができないのです

きっと君は僕を置いていくんだと。

僕だけが歳を取らないかのように、少しずつ僕を置き去りにしていくんでしょと

 

そして1番サビの歌詞がこちら。

今日もただ
“独りで寂しい”と
君の前で思ってしまう
貴方のその優しさでも
僕は傷を負ってしまうんだ
神様どうか、答えて
君を愛せていたか解らないんだ

今日も君と一緒に居るのに、ただただ”独りで寂しい”という感情が沸き起こる

君が目の前に居るというのに、主人公はいつまでも貴方の存在を信じることができません。

貴方のその優しさが素直に受け取ることができない。

孤独に押しつぶされそうだったこれまでの自分を思うと、今ある現実が夢のように感じられ、信じることがどうしてもできないのです

いつか貴方もその優しさも、どこか遠くに消え去ってしまうのではないかと

幸せすぎるがゆえに怖いのです

主人公の心に深く深く根を張る”孤独”という感情が、ありのままに表現されています

そして今、君と過ごした日々を振り返る主人公

君のことが好きだったという事実は変わりないけれど、それは果たして”愛”だったのか?

どんなに考えてみてもその答えが出ないのでしょう

しかし、どうしてもその答えが気になる主人公は神様に聞くのです。

あの時の僕は君を愛せていましたか?と

 

 

2番:歌詞の意味

2番の歌詞では時が進み、”君”が居なくなってしまった今の僕視点で物語が進みます。

まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。

名誉じゃなくていい
お金なんかは後でいい
君が上手(うわて)なままがいい
孤独を分かち合えればいい

名誉は要らないしお金だって後回しで良い。

僕が主導権を握りたいとも思わないし、むしろ君が上手なままがいい。

多くの人が欲しているような表面的なものなんて何一つ要らないから、君とは孤独を分かち合って生きていきたかったのだと

それが主人公にとっての幸せであり、願うはただそれだけだったです

 

続く2番Bメロの歌詞。

ぎこちないキスも
涙した理由(わけ)も
僕はサヨナラに慣れすぎた
心のハグも
プレゼントも
何一つ返せていないのに

君とのキスがぎこちなかったのも君の前で涙したのも、全て僕が孤独を忘れることができなかったからのこと。

主人公はこれまでに沢山の”別れ”を経験しすぎて、貴方もいつかきっといなくなってしまうのだろうと感じていたのでしょう

そしてその不安をどうしても拭うことはできず、君との時間に心から安心することができなかったのだと

当たり前になってしまった”別れ”が、主人公を常に孤独へと導いていたのかもしれません

そうして貴方からの温かい心のハグやプレゼントを何一つ返せないまま、君ともお別れをすることになるのです。

 

そして2番サビの歌詞がこちら。

今日もただ
“独りで寂しい”と
君の前で思ってしまう
貴方のその優しさは
僕には美しすぎる
神様どうか、伝えて
君に愛されていた事に気付いたんだ

昨日も今日もきっと明日も、君と一緒に居るのになぜか”独りで寂しい”と感じてしまう

どうしてもそんな風に感じてしまう自分がいました。

貴方がくれた優しさは、僕が受け取るには勿体無い程に美しすぎると、側に居てくれているのにどこか遠い存在に感じてしまう

当時はそんな感情で埋め尽くされていて、それ以外のことは頭に入ってこなかったけれど、今改めてその頃を振り返ってみると”君に愛されていた”と心から感じられるのです

しかしその事実に気付いた今、君はもう側にいません。

あんなにも僕に”愛”を注いでくれていたのにも関わらず、どうして孤独に怯えるばかりで素直にその”愛”を受け取ることができなかったのだろうか

なんて自分は愚か者なのだろうかと思うのです

だからせめても君に感謝を伝えたい。

今君は僕の側に居ないから、神様、どうか彼女に伝えてほしい「あの時はごめんね、そして愛してくれてありがとう」と

そうやってお願いしたのでしょう。

 

その後Cメロの歌詞が続きます。

鐘が鳴り響いた
魂は知っているんだ
本当の愛ってこんなんじゃないんだろうか
出会った意味をも
数えればキリがないけど
君はもう居ない

そしてついに心の中で大きく鐘が鳴り響きます。

それは、主人公が大切な”何か”に気付いたということを象徴するものでしょう。

その”何か”とは”愛の意味”について

君の前で寂しさを感じていたことや、孤独を分かち合いたいと思えたこと、そしてずっと一緒に居たいと心から思えていたこと、それこそが”本当の愛”だったのだと気付いたのです

しかし、どんなに僕たちが出会った意味を考えてみたり君との日々を振り返ったりしてみても、肝心の君はもう側には居ません

そんな事実を前に、独りひっそりと涙しているのでしょう

 

そして最後はラスサビの歌詞。

今日もただ
“独りで寂しい”と
ベッドの中で思ってしまう
誰かのその優しさでも
僕は傷を負ってしまうんだ
今頃、僕は 僕は
君を愛していた事に気付いたんだ

全てが昨日のように
感じるんだ

君が居なくなった今、また孤独になってしまった主人公

今日も”独りで寂しいな”と、ベッドの中で孤独を噛み締めながらうずくまります

人の優しさを素直に受け取ることができなかった僕はどこまで愚か者だったのかと。

今さら”君を愛していた”という事実に気付くなんてどこまで間抜けなのだろうかと、毎日頭を抱えて悔やむのです

そんな中でいつも、君と過ごしたかけがえのない日々の全てが昨日のように思い出される。

それだけ”君を愛していた”ということであり、それだけ君との時間が主人公にとって大きな意味を持った時間だったのかも知れません

 

 

ぜひ歌詞の意味をじっくりと味わいながら、この曲『They are』を聴いてみて下さい!

心がギュッと締め付けられるような、涙必至の一曲です

 

『They are』収録作品の購入はこちらから!

 

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