Vaundy(バウンディ)『napori』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
1stアルバム『strobo』の9曲目に収録された一曲。
聞く人の心を穏やかにするような優しさと、そこに漂う儚さが同時に描かれたラブソング。
シングルとして発表はされていませんが、知る人ぞ知るVaundyの隠れた名曲です。
Vaundy公式Twitterのツイートから。
とりあえずnaporiがいい曲だっていうことは理解してもらえたんでぃか? https://t.co/edqt0fFD9T
— Vaundy (@vaundy_engawa) May 23, 2020
後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『napori』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
動画解説:『napori』歌詞考察してみた
このブログの内容は下記の動画でも解説中!
Vaundy『napori』歌詞
歌手:Vaundy
作詞:Vaundy
作曲:Vaundy
収録:1stアルバム『strobo』
発売日:2020年5月27日(水)
ろくな音楽もなくて
そんなひびをまた2人で
僕ら指にラブソングで
今夜も二人で歩いてこ
2人になって
君を待って
思い出したんだ
僕が
大人になって
思い出すのは君じゃないかな
あれは
縁そっとflight
僕ら互いの指を絡めあってもう
naporiずっといたいよ
ここで見つめあって互いに安堵する
oh right oh right oh right
絡めあっていく
oh right oh right oh right
当然こんな夜にはコーヒーがいいだろ
そんな僕の横でハイボールを1口
もう
なんて言うんだろ
そう君見てると
酒入ってなくても
酔いが回るんだな
音になって
大人になって
思い出したんだ
君が
大人になって
思い出すのは
ぼくじゃないかな
いずれ
縁そっとflight
僕ら互いの指を絡めあってもう
naporiずっといたいよ
ここで見つめあって互いに安堵する
oh right oh right oh right
絡めあっていく
oh right oh right oh right
君と
縁そっとflight
僕ら互いの指を絡めあってもう
naporiずっといたいよ
ここで見つめあって互いに安堵する
oh right oh right oh right
絡みあっていく
oh right oh right oh right
二人はキスをする
oh right oh right oh right
絡みあっていく
oh right oh right oh right
『napori』歌詞の意味&魅力
この曲『napori』は、静かなビートにメロウを感じさせる歌詞を乗せた恋愛ソング。
曲が進むに連れて徐々に音が重ねられていくこの楽曲は、聞く人の心に心地よく響きます。
タイトルの『napori』という言葉。
つづりは違いますが、これはイタリアの街『Napoli』を表しているようです。
ドイツの有名な詩人『ゲーテ』が残した言葉に「ナポリを見てから死ね」というものがありますが、それはナポリの街の美しさを形容したもの。
この曲に登場する”君”の美しさが比喩的に表現されているのかもしれません。
公式音源の紹介
こちらがYouTubeで公開されている『napori』公式音源。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
ろくな音楽もなくて
そんなひびをまた2人で
僕ら指にラブソングで
今夜も二人で歩いてこ
“ろくな音楽もない“という表現。
この曲で描かれているのは、特別な日々ではなく何気ない日常の一場面だということが伝わってきます。
彼女と時間を共にするありきたりの毎日。
そんな毎日の中にこそ幸せが詰まっているのかもしれません。
彼女と過ごすその一瞬一瞬を、大切に心に刻んでいく主人公の姿が想像できます。
続く1番Bメロ部分の歌詞。
2人になって
君を待って
思い出したんだ
僕が
大人になって
思い出すのは君じゃないかな
あれは
ここでは幸せな毎日の中に潜む主人公の”不安”が描かれます。
彼女とはいつまでも一緒にいられるのだろうか?
いつか終わってしまうのではないか?
心のスキマにそんな心配が入り込んでくるのです。
そんな主人公の胸騒ぎが、”大人になって思い出すのは君じゃないかな”という言葉で間接的に表現されています。
そして1番サビの歌詞がこちら。
縁そっとflight
僕ら互いの指を絡めあってもう
naporiずっといたいよ
ここで見つめあって互いに安堵する
oh right oh right oh right
絡めあっていく
oh right oh right oh right
一文目の”縁そっとflight”というフレーズ。
“縁”は”へり”と読むことができ、ここでは縁側という意味で使われているようです。
Vaundy本人はインスタライブにて”very soft flight”という言葉と掛け合わせて歌っていると語っていました。
縁側で2人、優しく手と手を取り合う情景が描かれています。
彼女とずっと一緒にいたい。
そんな願望の裏には不安も同時に隠れているからこそ、指を絡め合い見つめ合い、一緒に時間を共有できていることをお互いに確かめあっているのです。
2番:歌詞の意味
まずは2番Aメロの歌詞から。
当然こんな夜にはコーヒーがいいだろ
そんな僕の横でハイボールを1口
もう
なんて言うんだろ
そう君見てると
酒入ってなくても
酔いが回るんだな
“こんな夜”とは、ありきたりの日常の中にある幸せを噛み締めながら彼女共に過ごす夜。
目に映る彼女の姿はどこまでも愛おしく、”好き”の気持ちが溢れ出てきます。
それは酔いが回ったかのように本能的で、抑えられない衝動のようなものなのです。
それほどまでに、2人は互いに愛し合っているのでしょう。
続く2番Bメロの歌詞。
音になって
大人になって
思い出したんだ
君が
大人になって
思い出すのは
ぼくじゃないかな
いずれ
1番Bメロの歌詞同様、ここでも心の隙間に見え隠れする不安が描かれます。
これから先、大人になっても一緒にいられているのだろうか?
いずれこの幸せも終わってしまうのではないだろうか?
彼女への”好き”の気持ちが大きいからこそ、同じように不安な気持ちも大きくなってしまうのかもしれません。
そして2番サビの歌詞がこちら。
縁そっとflight
僕ら互いの指を絡めあってもう
naporiずっといたいよ
ここで見つめあって互いに安堵する
oh right oh right oh right
絡めあっていく
oh right oh right oh right
ここからラスサビにかけて、1番サビ同様の歌詞が繰り返し歌われます。
不安を抱えながらも、手と手を繋ぎ互いの愛を確かめ合う。
そうやって安心感を得ながら、今日も2人で幸せな時間を過ごすのです。
大丈夫。
その言葉を自分に言い聞かせながら。
ぜひ歌詞の意味をじっくりと味わいながら、この曲『napori』を聴いてみてください!
愛し合う2人の幸福感と同時に描かれる儚さが、グッと心に響く一曲となっています。
その他Vaundyおすすめ楽曲
今なら無料で音楽聴き放題!
\\いつでも解約OK!//