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Vaundy『花占い』歌詞【意味&考察】|TVドラマ『ボクの殺意が恋をした』主題歌(バウンディ)

Vaundy『花占い』歌詞【意味&考察】|TVドラマ『ボクの殺意が恋をした』主題歌(バウンディ)

Vaundy(バウンディ)『花占い』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。

この曲は、10th配信シングル『花占い』としてリリースされた楽曲。

日本テレビ系日曜ドラマ『ボクの殺意が恋をした』の主題歌として書き下ろされました

思わずリズムを刻んで踊り出したくなるメロディと、聴けば聴くほど切ない歌詞が絶妙にマッチした名曲となっております

 

Vaundy(バウンディ)公式Instagramの投稿から。

 

後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!

 

それでは早速『花占い』の歌詞紹介から書いていきます。

あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。

 

Vaundy『花占い』歌詞

楽曲情報

歌手:Vaundy
作詞:Vaundy
作曲:Vaundy
収録:10th配信シングル『花占い』
発売日:2021年7月5日(月)

街の夕焼けに溶けた
僕たちはまだ2人だろうか
風が吹く僕たちを乗せて
2人でちぎった花に
願いを込めて

 

願うなら
僕たちを出会うよりも
ずっと遠くに

 

叶うなら
僕たちの運命さえも
もっと遠くに

 

なんて 笑って 吐いて 捨てては
君を思い出す
そんな思いを
抱いて 抱えて 悶えた 先には
いつも君がいる

 

「そんなことより
恋路の果てにはなにがある」

 

くだらない話を2人で
しよう

 

僕たちの1000年の恋は
相槌で折れる花のようだ
僕たちは1000年後もまだ
同じように待ってんだ
笑っちゃうよね

 

あなたと以外
もうどこにもいけない
波の中で
混じり合わない
日々の中で
2人がたっている
永劫を

 

なんて 笑って 吐いて 捨てては
君を思い出す
そんな思いを
抱いて 抱えて 悶えた 先には
いつも君がいる

 

「そんなことより
願いは君との先にある」

 

たわいない話を2人で
しよう

 

僕たちの1000年の恋は
相槌で折れる花のようだ
僕たちは1000年後もまだ
同じように待ってんだ
笑っちゃうよね

 

何年経っても妄想が
根を張ってもうこんなに
溢れ出している
願いは
花が散るほど
溢れ出していく
花占う恋歌

 

僕たちの1000年の恋は
相槌で咲く花のように
僕たちは1000年後もまだ
同じようにちぎってまた
笑っていたいよね

 

『花占い』歌詞の意味&魅力

この曲のタイトル『花占い』とは、花びらを1枚ごとに「好き」「嫌い」と交互にちぎっていき、最後の1枚をちぎったときに口にした言葉が、好きな相手の気持ちだとする占い遊びのことになります。

あらい。
あらい。
占いと言ってもあくまで娯楽の一つで、奇数の花びらの花を使えば必ず「好き」が出ます。笑

花占いをして遊ぶということは、恋はまだ結ばれていないとも言えそうですが、この曲『花占い』のテーマは『実る前の恋』だそうです

作詞を手掛けたVaundy本人は、過去のインタビューにて”この曲は何年も何千年も恋人になれないままでいる2人のお話です”と語っていました

そして、『花占い』のミュージックビデオを手掛けたwatanabe_nao監督は、”妄想の世界は幸せだけど、花のように儚いのです。あぁ、切ない。”とコメントしています

主題歌となったドラマ『ボクの殺意が恋をした』の概要を簡単にまとめると、主人公の殺し屋が暗殺のターゲットに恋をしてしまうというもの。

これらの内容を踏まえると、この曲では禁断の恋の切なさや、その渦中にいる主人公の心の葛藤が見えてきそうです

公式MVの紹介

こちらがYouTubeで公開されている『花占い』公式MV。

 

ここからは歌詞解説をしていきます

1番:歌詞の意味

まずは頭サビの歌詞から。

街の夕焼けに溶けた
僕たちはまだ2人だろうか
風が吹く僕たちを乗せて
2人でちぎった花に
願いを込めて

この曲の登場人物は、主人公の”僕”と僕が思いを寄せる”君”になります。

現状その恋は実っていないようなのですが、それは互いの思いが食い違っているからではありません先程少し紹介しましたが、ドラマ『ボクの殺意が恋をした』のあらすじを踏まえると、主人公と君は恋仲になることができない関係性にあるからなのです

“決して叶わぬ恋”というところでしょうか

そんな運命の下で2人は、せめてもの思いで花占いに願掛けをしているのかもしれません。

何度も何度も花びらをちぎりながら、2人の未来を憂うことしかできないのです

あらい。
あらい。
すでにめちゃくちゃ切ない!!

 

続く1番Aメロの歌詞。

願うなら
僕たちを出会うよりも
ずっと遠くに

叶うなら
僕たちの運命さえも
もっと遠くに

このパートでは主人公の切なすぎる心の声が歌われます。

前半部分の<願うなら 僕たちを出会うよりも ずっと遠くに>というのは、どうせ叶わぬ恋なのであれば、いっそのこと出会わなければ良かったということです

出会えない苦しみよりも、出会っても恋仲になれない方が苦しいという、好きすぎるから”こそ”の苦しみにもがいている状況が浮かび上がってきます

あらい。
あらい。
同じような経験をしたことがある人は共感の嵐では!?

そして後半部分の<叶うなら 僕たちの運命さえも もっと遠くに>というのは、この恋の結末をもっと遠くにお預けして欲しい、というニュアンスとして僕は捉えました

今は”叶わぬ恋”としか言いようがない関係性も、遥か彼方先の未来にまで僕たちの関係性が続いていけば、もしかすると…もしかすると…結ばれるかもしれません。

せめて出会ってしまったのならば、結ばれるかもしれないという希望だけでも抱かせていてほしい!という願いなのだと思います

どちらにせよそれは”たられば”の話であり、切なさに心締め付けられる思いで心の声を叫んでいるのです

 

そして1番Bメロの歌詞。

なんて 笑って 吐いて 捨てては
君を思い出す
そんな思いを
抱いて 抱えて 悶えた 先には
いつも君がいる

冒頭部分の<なんて 笑って 吐いて 捨てては 君を思い出す>という言葉は、直前Aメロ部分の歌詞を受けての言葉になります。

色々と”たられば話”をして、叶わぬ恋という現実から目を逸らそうとしてきたものの、最後はいつも君の姿が頭によぎってしまうのです

現実を受け入れて君を忘れようとすればするほど、心の苦しみや切なさが強くなっていくという、残酷すぎる負のスパイラルにハマっていることが分かります

あらい。
あらい。
この状況ってほんっとうにキツいんですよね。。

 

その後B’メロが続きます。

「そんなことより
恋路の果てにはなにがある」

くだらない話を2人で
しよう

結局最後は、君との恋の行方を気にしている主人公がいます。

“叶わぬ恋”だと明確に自覚しているのにも関わらず、心のどこかでどんでん返しを期待してしまっているのです

ある意味ダラダラと続いてしまっている関係性とも言えるかもしれませんが、それだけ君への思いが強いということでもあります。

いっそのこと「くだらない話をし続ける関係性でも良いのではないか?」「これ以上の発展がなくても、一緒に時間を共有できているだけで幸せなんじゃないか?」などと考えているのかもしれません

 

そして1番サビの歌詞がこちら。

僕たちの1000年の恋は
相槌で折れる花のようだ
僕たちは1000年後もまだ
同じように待ってんだ
笑っちゃうよね

<僕たちの1000年の恋>とは、何も進展のない(できない)主人公と君との関係性を皮肉る言葉のように聴こえてきます

そしてそんなに長く続いているにも関わらず、ひょんなきっかけで簡単に壊すことができてしまうほどに脆いものでもあるのです。

合理的に考えれば、誰もが「諦めた方がいい」と結論付けるかもしれませんし、等の本人もその事実を十分に理解しているのだと思います

だからこそ<1000年>と称されるほどに、長期に渡って”叶わぬ恋”を追い続ける自分自身に呆れると同時に、心から笑えてくるのです

その笑いは、心ここにあらずの「あはははは…┐(´ー`)┌ヤレヤレ」って感じですかね。

 

 

2番:歌詞の意味

冒頭Aメロ部分の歌詞から。

あなたと以外
もうどこにもいけない
波の中で
混じり合わない
日々の中で
2人がたっている
永劫を

ここで登場する<あなた>とは、おそらくこの曲の”主人公”を表した言葉なのだと僕は捉えました。

これまでは主人公目線で”君”に対する気持ちが綴られてきましたが、ここでは視点が逆転して、”君”目線で”あなた(主人公)”に対する気持ちが歌われているのだと思います

恋心は主人公の独りよがりではなく、主人公と君は確かにお互いに想い合っているのです。しかし、その恋が叶わぬ恋である状況に変わりはありません。

お互いが心の内に気持ちを秘めたまま、決してその想いが交わることはないのです

最後の<永劫を>という言葉が、その儚さと切なさをより一層感じさせてくれます

 

続く2番Bメロの歌詞は1番Bメロの歌詞と同様になるので割愛します。

その後2番B’メロの歌詞が続きます。

「そんなことより
願いは君との先にある」

たわいない話を2人で
しよう

これまで何度も切ない心の叫びが歌われてきましたが、結局彼らの願いは一つ。

それは僕と君が結ばれること

その願いが叶わない限り、何もかもが無意味なものへと様変わりしてしまいます。

恋が実ることで初めて、たわいない話を気兼ねなくすることができるのです

2人が切望する幸せな日常の姿がありありと浮かんできます

 

続く2番サビの歌詞は1番サビと同様になるので割愛します。

そしてCメロの歌詞。

何年経っても妄想が
根を張ってもうこんなに
溢れ出している
願いは
花が散るほど
溢れ出していく
花占う恋歌

いつまでも消えてなくなることはない君への想い。

そしてその想いはいつまで経っても妄想のまま、心の中にこびりついているのです。

この曲のタイトルは『花占い』でしたが、<花が散るほど>という言葉からは花占いをずっと続けているということが分かります

それはせめてもの願掛けであり、花占いを続ける主人公の姿を想像すると胸が締め付けられるような思いになるかもしれません

あらい。
あらい。
こんなにも切ない歌詞に久々に出会った気がします…

 

そして最後はラスサビのこの歌詞。

僕たちの1000年の恋は
相槌で咲く花のように
僕たちは1000年後もまだ
同じようにちぎってまた
笑っていたいよね

これまでのサビ部分の歌詞では<相槌で折れる花>と歌われていましたが、ラスサビでは<相槌で咲く花>と歌われます。

一見ポジティブな歌詞にも見えますが、花占いをしているという前提を踏まえて考察すると、”花が咲く”とは花占いがいつまでも終わらない事実として捉えられそうです

花びらをちぎり終えて花占いの結論が出たかと思えば、また新しい花びらが咲く。

主人公たちはそうやっていつまでも、切なさやもどかしさを抱えながら生き続けなければならないということなのかもしれません

いっそのこと結末が出なくとも、2人で笑っていられるだけでも良いのかもしれないと思う主人公さえいるのです

そうやって最後まで、切なさ全開の歌詞が続いてこの曲は終わっていきます

 

 

ぜひ歌詞の意味を踏まえた上で、改めてこの曲『花占い』を聴いてみて下さい!

切なくて切なくて切なすぎる。

そんな歌詞がこの曲を聴くたびに心に突き刺さるはずです

 

『花占い』収録作品の購入はこちらから!

 

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