Mrs. GREEN APPLE（ミセス）『我逢人』の歌詞とその意味＆魅力について解説していきます。
初の全国流通盤である2ndミニアルバム『Progressive』の1曲目として収録されたこの曲は、人と人が音だけで繋がり合うことを強く意識して書かれた楽曲とのこと。
人と人との繋がりがより良い未来を創り出すことを信じて。
出逢いの尊さやそこから生まれる温かさが、力強く描かれた作品です。
Mrs. GREEN APPLE（ミセス）公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください！
それでは早速『我逢人』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Mrs. GREEN APPLE『我逢人』歌詞
歌手：Mrs. GREEN APPLE
作詞：大森元貴
作曲：大森元貴
収録：2ndミニアルバム『Progressive』
発売日：2015年2月18日（水）
「嫌いになった人は全部
少しの仕草でもダメになっちゃう
気づけば嫌い探しです
そんな私の憂いを綺麗に洗ってください」
貴方はその傷を
癒やしてくれる人といつか出会って
貴方の優しさで
救われるような世界で在ってほしいな
例えば「出逢い」なんて無く
例えば「貴方」なんて居なく、
そしたら そう間違いなく
独りは寂しく悲しいから息を止めるんだろう。
貴方は優しさで
傷を負う日もあるけど笑って
でも貴方の微笑みだけじゃ
救われない世界が心底嫌いになりそうだ
貴方はその傷を
癒やしてくれる人といつか出会って
貴方の優しさで
救われるような世界で在ってほしいな
誰かは出会って誰かは好いて
誰かは嫌って 人は人は
傷を癒やして 心撫で合って
人は、人は
笑顔であってほしいな
『我逢人』歌詞の意味＆魅力
この曲のタイトル『我逢人』は、”がほうじん”という読み方をします。
そして”我逢人”とは禅の言葉であり、”人と会うことから全ては始まる”という意味が込められた、人と人との出逢いの尊さを説いた言葉なのです。
人間独りで生きていくことは中々できない生き物であり、人との出逢いによって大きく人生が動いていくことも往々にしてあるでしょう。
だからこそ出逢いや巡り合わせである『縁』に感謝して生きていれば、きっと人生はより良い方向に進むはずなんだという、優しく温かいメッセージが込められています。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeに投稿されている『我逢人』公式Instrumental。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番：歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
「嫌いになった人は全部
少しの仕草でもダメになっちゃう
気づけば嫌い探しです
そんな私の憂いを綺麗に洗ってください」
一度誰かのことを嫌いになってしまうと、なぜかその人の嫌な部分ばかりを見てしまう。
少しの仕草でも嫌になってしまう。
気づけば嫌なところばかりを探そうとしている自分がいることに気が付きます。
すると次はそんな自分のことが嫌になってくるのです。
自分自身に対して苛立ちさえ感じているのかもしれません。
そうして主人公は、”人の嫌な部分ばかりを見てしまう自分の汚れた心を綺麗にしてほしい”と心から願うようになります。
そして1番サビの歌詞が続きます。
貴方はその傷を
癒やしてくれる人といつか出会って
貴方の優しさで
救われるような世界で在ってほしいな
しかしきっと、その心の傷を癒やしてくれる人がいつか現れるはず。
自己嫌悪に陥ってしまった主人公を救ってくれる人が、必ずどこかにいるはずなのです。
だから貴方は貴方のままでいればいい。
人の嫌な部分を探してしまうことは誰にだってあることですが、そんな自分に苛立ちを感じられる人は意外と少ないのではないでしょうか。
捉え方を変えて主人公を見ると、とても心優しい人とも言えるのです。
その優しさを迷いなく発揮できるような世界になってほしい。
そんな世界はきっと美しく素晴らしいから。
そしてそれは、人と人との出逢いが生み出すのです。
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2番：歌詞の意味
2番Aメロの歌詞から。
例えば「出逢い」なんて無く
例えば「貴方」なんて居なく、
そしたら そう間違いなく
独りは寂しく悲しいから息を止めるんだろう。
例えば人との出逢いがない世界。
例えば自分以外の人間がいない世界。
今この世界がそんな場所だったら、きっと寂しく悲しいはず。
その孤独から、息を止めて消えてしまいたくなってしまうでしょう。
想像している以上に人と人との出逢いや繋がりは大切で尊いものなのです。
続く2番サビの歌詞がこちら。
貴方は優しさで
傷を負う日もあるけど笑って
でも貴方の微笑みだけじゃ
救われない世界が心底嫌いになりそうだ
優しい人はその優しさ故に傷ついてしまうこともあるでしょう。
しかし本来あるべきはその優しさを気持ちよく還元できる社会。
人と人がその優しさを無条件に与え合い、皆が笑顔になれるような社会なのでしょう。
今の世界はそんな明るい世界には感じられないのです。
そうやって優しい人が傷ついてしまうような社会に対して警鈴を鳴らしています。
ラスサビの歌詞が続きます。
前半部分は1番サビの歌詞と同様。
そして後半部分の歌詞がこちら。
誰かは出会って誰かは好いて
誰かは嫌って 人は人は
傷を癒やして 心撫で合って
人は、人は
笑顔であってほしいな
人との出逢いがあれば、その数だけその人を嫌いになることも好きになることもあります。
人との出逢いが心に傷をつけることもあるけれど、その傷を癒やしてくれるのもまた人との出逢いなのです。
そうやって人と人とが出逢い繋がり合うことによって、人は生かされているのでしょう。
人との出逢いを大切に。
そして全ての人が笑顔になれるような世界であってほしい。
そんなメッセージが力強く何度も歌われています。
人を嫌いになってしまってもいい。
互いに大切に思い合えるような人と一緒に笑い合えればいいのです。
巡り逢いを大切に独りにさえならなければ、きっとそんな人に出逢えるはずだから。
ぜひ歌詞の意味を心に響かせながら、この曲『我逢人』を聴いてみて下さい！
聴く人の心を優しく包み込んでくれるような楽曲となっています。
『我逢人』を動画で解説
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