Vaundy(バウンディ)『灯火』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
デジタル配信6thシングル『灯火』としてリリースされた楽曲。
この曲は、FODドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌としても起用されました。
何気ない日常に隠れた幸せや感動。
そして、儚くも美しい人間らしさが歌われた一曲。
Vaundy公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『灯火』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
Vaundy『灯火』歌詞
歌手:Vaundy
作詞:Vaundy
作曲:Vaundy
収録:6th配信シングル『灯火』
発売日:2020年4月27日(月)
単調な足音に
メロディーを乗せたら
感情が淘汰してく
自尊心と僕の悲哀を
見えない見えないものを
見えてる見えてる「本当」に
見えない見えない本当を
見えてる見えてる感動に
探した僕の運命と
揺るぎない世界の歌
そんな場所に僕たちは
いつまでも生きている
交わした天の約束を
裏切られたとしても
そんなことに僕たちは
気づかずに生きていくだけ
完璧な理想郷など
僕らにはあり得はしないから
見えない見えないものを
見えてる見えてる「本当」に
見えない見えない本当を
見えてる見えてる感動に
探した僕の運命と
揺るぎない世界の歌
そんな場所に僕たちは
いつまでも生きている
交わした天の約束を
裏切られたとしても
そんなことに僕たちは
気づかずに生きていくだけ
揺るぎないね僕たちは
何度も声を上げて
ありもしない滑走路
羽を広げ走る
揺るぎはしないよ僕たちは
何度も声を上げて
何度も声を上げて
何度も声を上げて
ねぇ
どうしよう
どこへ行こうか
僕が今惨憺と声に出して
また見えない
地図を僕は必死に探して歩いている
けどまだ
どうしよう
ここにいようか
いつかまた目が見え始めるまで
まだ見えない
未来を僕ら
灯火で照らしていくから
『灯火』歌詞の意味&魅力
この曲『灯火』は、日常の中に隠された何気ない幸せや未来への希望を歌った楽曲になります。
落ち込んだときや苦しいとき、真っ暗闇の中にいるように感じるかもしれない。
それでも感覚を研ぎ澄ませると近づいてくる美しい景色や音。
きっと未来には、もっと鮮やかな世界が待っている。
僕たちが生きる世界はまだまだ捨てたものじゃないんだと、目の前の道に光を灯してくれるような一曲です。
公式音源の紹介
こちらがiTunesで公開されている『灯火』公式音源。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
まずは冒頭Aメロ部分の歌詞から。
単調な足音に
メロディーを乗せたら
感情が淘汰してく
自尊心と僕の悲哀を
ここでは、自分の中の感覚を研ぎ澄ましていく主人公の姿が描かれます。
“単調な足音“とは、”今自分が生きる単調な人生”とも置き換えることができる言葉。
単調な音にメロディーを載せると美しい音楽が完成するように、味気ない日常の中にもちょっとした工夫を加えると、美しい景色や音に出会えるのかもしれません。
“淘汰“というのは研ぎ澄ますという意味の言葉。
感覚や感情を研ぎ澄ませると、今まで見えていなかった世界が見えてくるようになります。
自分を苦しめていた表面的な自尊心や悲観的な感情。
それらが少しずつ浄化されていくのです。
続くBメロ部分の歌詞。
見えない見えないものを
見えてる見えてる「本当」に
見えない見えない本当を
見えてる見えてる感動に
じっと感覚を研ぎ澄ます主人公の周りに、少しずつ変化が訪れます。
これまで見えていなかったものが徐々に見えてくる。
そして目に見えるその「モノ」が、次第に「感動」へと変わっていくのです。
それは何気ない日常の中に隠れているのです。
当たり前のように朝日が昇り1日が始まること。
夜空に光無数の星たち。
毎日通る道端に咲く色鮮やかな花。
真っ暗だと思っていたこの世界は、意外にも色とりどりの感動で彩られている。
その感動が、次第に「希望」へと変わっていきます。
そして1番サビの歌詞がこちら。
探した僕の運命と
揺るぎない世界の歌
そんな場所に僕たちは
いつまでも生きている
交わした天の約束を
裏切られたとしても
そんなことに僕たちは
気づかずに生きていくだけ
これから歩む自分の未来。
何のために生きるのか?
明るい未来は待っているのか?
そんなことにどれだけ頭を悩ましても、世界は何事もなく周り続けます。
それはいつまでも変わらぬ事実であり、人はそんな世界で生きているのです。
だからちっぽけなことは気にしなくてもいい。
細かなことを心配する必要もない。
ただ僕たちにできること、それは深く考えずに今を楽しんで生きること。
一見投げやりなようにも見える歌詞ですが、そこにはどこまでも前向きで力強いメッセージが込められています。
必ず二回聞きましょう
そしたら
三回目も聞きたくなります。 https://t.co/r80C3P4IqW— Vaundy (@vaundy_engawa) April 26, 2020
2番:歌詞の意味
まずは2番Aメロ部分。
完璧な理想郷など
僕らにはあり得はしないから
“完璧な理想郷“という言葉、それは頭の中で思い描いただけの未来予想図のこと。
どれだけ未来に思いを馳せたとしても、それが全てうまくいくとは限らないのです。
上手くいかないことが当たり前だから。
壁にぶつかることが当たり前だから。
そんなに深く思い詰める必要はないのかもしれません。
続く2番Bメロとサビ部分の歌詞は1番と同様。
そしてラスサビ前のフレーズが続きます。
揺るぎないね僕たちは
何度も声を上げて
ありもしない滑走路
羽を広げ走る
揺るぎはしないよ僕たちは
何度も声を上げて
何度も声を上げて
何度も声を上げて
完璧な未来など訪れないことは誰もが理解しているはずなのに、それでも未来への希望を捨て切ることができません。
どこまでも理想の自分を追い求めてしまう。
正解の道などないのに、人は大きな夢を掲げてその道を探し続けます。
しかし、それがまさに人間らしさというものなのかもしれません。
そんなガムシャラな人間模様からは、美しささえ感じられるのです。
そしてラスサビの歌詞がこちら。
ねぇ
どうしよう
どこへ行こうか
僕が今惨憺と声に出して
また見えない
地図を僕は必死に探して歩いている
けどまだ
どうしよう
ここにいようか
いつかまた目が見え始めるまで
まだ見えない
未来を僕ら
灯火で照らしていくから
どうしよう。
これからどこへ向かって行こう。
“惨憺(さんたん)と“というのは、
苦しみに嘆いたりもがいたりする様子がイメージされる言葉。
絶好調とは言えない今、必死によりよい未来を探し続ける主人公がいます。
これまでの歌詞に描かれてきたように、深く考えすぎずに今を楽しむもよし、人間らしく迷い続けるのもよし。
そこに答えはありません。
ただ一つ言えるのは、僕たち人間が生きる世界は何1つ変化していないということ。
どんなに苦しいときも、日常に隠れた美しい光景はいつも変わらず側にあるのです。
今日も人間は前を向いて、自分らしい灯火を揺らしながら進んでいきます。
人間らしさに隠れた儚さと美しさ。
どこまでも愛おしいこの世界の歌。
ぜひ歌詞の意味をじっくりと味わいながら、この曲『灯火』を聴いてみてください!
何気ない日常に隠れた美しさや感謝に気づかせてくれるかもしれません。
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