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back number『ベルベットの詩』歌詞【意味&考察】強さと優しさを兼ね備えた人生讃歌

back number『ベルベットの詩』歌詞【意味&考察】強さと優しさを兼ね備えた人生讃歌

back number(バックナンバー)『ベルベットの詩』の歌詞とその意味&魅力について考察していきます。

この曲は、5th配信シングル『ベルベットの詩』としてリリースされた楽曲。

映画『アキラとあきら』の主題歌として書き下ろされました

一体歌詞にはどんな意味が込められているのでしょうか!?

順を追って紐解いていきたいと思います

 

後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!

 

それでは早速『ベルベットの詩』の歌詞から紹介していきます。

あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。

 

動画解説:『ベルベットの詩』歌詞考察してみた

このブログの内容は下記の動画でも解説中!

back number『ベルベットの詩』歌詞

楽曲情報

歌手:back number
作詞:清水依与吏
作曲:清水依与吏
収録:5th配信シングル『ベルベットの詩』
発売日:2022年8月26日(金)

心が擦り切れて
ギシギシと軋む音が
聞こえないように
大きな声で歌おう

 

理不尽が多すぎて
いつの間にかそれに慣れて
僕は自由だと
もう忘れてしまいそう

 

ああ うるさく つたなく
産声のように遠く響け

 

あるがままの姿で
自分のままで生きさせて
決して楽ではないが
きっと人生は素晴らしい

 

青くさい
なんて青くさい
綺麗事だって言われても
いいんだ 夢見る空は
いつだって青一色でいい

 

恐れない 人はいない
追いかけて来る震えを
振り解くように
誰もが走っている

 

人がさ 繊細で
でもとても残酷だって事
僕もそうだと
実はもう知っている

 

ああ 嫌だ 悲しいね
痛みを抱き締めて進め

 

あるがままの姿で
自分のままで生きさせて
正直者は馬鹿をみるが
きっと人生は素晴らしい

 

下らない
なんて下らない
無駄な事だって言われても
いいんだ 下を見ないで
ひたすら登って行けたらいい

 

心が擦り切れて
ギシギシと軋む音が
聞こえないように
大きな声で歌おう

 

あるがままの姿で
自分のままで生きさせて
努力は実りづらいが
きっと人生は素晴らしい

 

泥くさい
なんて泥くさい
だからこそ綺麗な綺麗な虹を
見つける権利がある

 

音がさ 外れても
たとえ口塞がれても
僕は僕だと
自分の声で歌おう

 

代わりはいないと
自分の声で歌おう

 

『ベルベットの詩』歌詞の意味&魅力

楽曲タイトルにある『ベルベット』とは、柔らかい肌触りと上品な光沢感が特徴の高級生地のことになります毛足が長く温かみがあることでも知られる素材です

それらの特徴から『ベルベットボイス』や『ベルベットのように柔らかい』などと形容されることもあり、例えば前者なら”柔らかで暖かみのある声質”という意味になります。

以上を踏まえると、この曲のタイトル『ベルベットの詩』とは”柔らかく暖かみのある詩”という意味合いで名付けられたのかもしれません

作詞を手掛けた清水さんは下記のようにコメントしています。

どの角度からも後押しできる力強さを持った作品なので、『音』の部分は早々に心が決まりましたが『言葉』の部分では盛大に苦戦しました。
書き込んで、歌い、直して、歌い、ぐしゃぐしゃに丸めて、また真っ白い紙に向き合う。この作業を何度も何度も繰り返す事が、『アキラとあきら』の中で、苦悩や葛藤に晒されながら生きる登場人物の1人として『ベルベットの詩』を招き入れて頂く為にとても重要だったように思います。
傷も癒えないまま歩み続け剥き出しになった『中身』のような自分を、本能のままに叫ぶのではなく、美しいものだと願って歌う。
もしかしたら自分達にとっても、いま必要な楽曲として生まれて来てくれたのかもしれません。

人は苦難にぶつかり強くなる。

その先にきっと光がある。

そう信じられる”強さ”を授けてくれる人生讃歌なのだと思います

映画『アキラとあきら』あらすじ

この曲は映画の主題歌として書き下ろされた楽曲であり、登場する2人の主人公の姿に重ねて描かれています。

映画のあらすじや人物の背景を知っておくと楽曲理解がより深まりますので、映画を見ていない方は下記のあらすじもぜひ参考にしてみてください。

父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛〈アキラ〉。大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬〈あきら〉。運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社した二人は、お互いの信念の違いから反目し合いながらも、ライバルとしてしのぎを削っていたが、それぞれの前に〈現実〉という壁が立ちはだかる。〈アキラ〉は自分の信念を貫いた結果、左遷され、〈あきら〉も目を背け続けていた階堂家の親族同士の骨肉の争いに巻き込まれていく。

そして持ち上がった階堂グループの倒産の危機を前に、〈アキラ〉と〈あきら〉の運命は再び交差する ‒‒

映画『アキラとあきら』公式HP

 

公式MVの紹介

YouTubeにて公開されている公式MVがこちら。

 

ここからは歌詞解説をしていきます

1番:歌詞の意味

まずは冒頭Aメロ部分の歌詞。

心が擦り切れて
ギシギシと軋む音が
聞こえないように
大きな声で歌おう

理不尽が多すぎて
いつの間にかそれに慣れて
僕は自由だと
もう忘れてしまいそう

このパートで歌われるのは、楽曲に登場する僕(主人公)の人生そのもの。そしてそれは作詞を手掛けた清水さん自身にも重なっているのかもしれません。

自分の心をすり減らしながら、なんとか毎日を生き抜く主人公の姿が描かれています。

そして<大きな声で歌おう>という言葉からは、辛い日々をかき消してしまいたいと思う気持ちも伝わってきました。

あらい。
あらい。
個人的にこの表現が大好き。

毎日のように理不尽なことが降り掛かってくる人生に、嫌気が差しているのです。

それはまさに、映画に登場する2人の”アキラとあきら”の人生と重なるのですが、彼ら以外にもそんな人生を歩んでいる人たちが沢山いるはず

きっと人生というものは、大小はあれど理不尽なことだらけなのだと思います。

多くの人はその理不尽さに耐え続けるうちに、それが当たり前のような感覚になってしまうのかもしれません。

本来人間というのは、自分の幸せを自由に追求することができる生き物であるはずなのに、その事実を忘れてしまうほど、自分という存在が社会の奴隷と化してしまっているのではないでしょうか

この曲はそんな主人公の物語であると同時に、彼ら彼女らへ送るメッセージでもあるのだと思います

あらい。
あらい。
主人公の命を通わせながらも客観的なメッセージを送ってくれるのがback numberの真髄!

 

続く1番Bメロの歌詞。

ああ うるさく つたなく
産声のように遠く響け

直前のAメロで歌われたように、<大きな声>で今の自分の気持ちを響かせたいという強い想いが伝わってくる歌詞が描かれます。

ここで歌われる<つたない>とは”下手くそで不器用”というニュアンスを持つ言葉。

<産声>というのも”赤ちゃんが産まれてきて初めて上げる声”のことであり、つたなさを感じさせる言葉です。

それらの言葉からも、自分の気持に正直にがむしゃらに生きたいという強い想いが伝わってきますよね

あらい。
あらい。
うまく生きるのではなく自分らしく生きるってイメージ

本来<うるさい>や<つたない>といった言葉は、前向きな意味としてはあまり使われませんが、<産声>という言葉を続けることによって、清々しさやひたむきさを強調する言葉に様変わっているのです

 

そして1番サビの歌詞がこちら。

まずは前半部分から。

あるがままの姿で
自分のままで生きさせて
決して楽ではないが
きっと人生は素晴らしい

ここは主人公の心の叫びが具体的に描かれるパート。

そして同時に、清水さんからのメッセージも込められているようにも思えます。

<あるがままの姿で自分のままで生きさせて>という言葉が主人公のものであるならば、続く<決して楽ではないがきっと人生は素晴らしい>という言葉は清水さんからのメッセージなのではないでしょうか

主人公と同じ悩みを抱える全てのリスナーに対して「大丈夫だ、そのまま突き進め!」と、自分らしく生きる勇気を授けてくれているような気がします

 

そして1番サビ後半の歌詞がこちら。

青くさい
なんて青くさい
綺麗事だって言われても
いいんだ 夢見る空は
いつだって青一色でいい

ここで歌われる<青くさい>とは、人格や言動などが未熟という意味を持つ言葉。

それはもしかすると<自分のままで生きさせて>と主張する主人公に浴びせられた言葉なのかもしれません。

しかしここでは、その言葉こそ<青くさい>のだと一蹴するのです。

あらい。
あらい。
共感するしなんと言っても爽快さがたまらない!

<あるがままに生きたい>とか<楽ではないがきっと人生は素晴らしい>とか、綺麗事に聞こえるかもしれないけれどそれでいいじゃないかと

むしろそれが大事なんじゃないの?と言われているような気がしてきます。

綺麗事を叫び続けられる人だけが、綺麗事を現実にすることができるのではないでしょうかだからこそ理想の生き方があるならば、その理想を愚直に追い求めればよいのです

最後に歌われる<青一色>という言葉からは、冒頭の青くささは全く感じません。

むしろ清々しさを感じるほど。

<青くささ>の”青色”と<夢見る空>の心地よい”青色”は紙一重なのかもしれません

あらい。
あらい。
青色のネガ→ポジ変換が美しい…!

 

 

2番:歌詞の意味

冒頭2番Aメロの歌詞から。

恐れない 人はいない
追いかけて来る震えを
振り解くように
誰もが走っている

人がさ 繊細で
でもとても残酷だって事
僕もそうだと
実はもう知っている

このパートでは、夢や理想を愚直に追い求める人たちが直面する困難について歌われます

綺麗事に生きるということは、周りからの批判に耐え続ける必要があるということ。

その中で夢を追い続けることは簡単ではないということ。

「お前は馬鹿だ」
「現実を見ろ」
「お前は子どもだ」

そんな心無い言葉が常に追いかけてきます。

人間という繊細な生き物にも容赦なく、厳しい言葉が降りかかってくるのです

そして、その言葉を発しているのもまた人間であるという残酷な現実が存在するのです

ラストの<僕もそうだと実はもう知っている>という言葉は、清水さん自身も例外なく繊細であり残酷な人間なのだと気が付いているということではないでしょうか

自分にだって悪い一面があるのだと、弱さをさらけ出してくれているのだと思います。

だからこそ、厳しい現実が変わることはないのだということ。

そして、夢を追う人は誰もが、恐怖を振り解くように走り続けているのだという事実を教えてくれているように感じました

 

続く2番Bメロの歌詞。

ああ 嫌だ 悲しいね
痛みを抱き締めて進め

このパートで歌われるのは、おそらく直前Aメロ部分を受けての言葉だと思います。

繊細で残酷な人間の内側と、夢を追う人に降りかかる試練を目の当たりにした結果、心に抱く感情は”悲しさ”なのかもしれません。

あらい。
あらい。
怒りでも憎しみでもなく悲しいという表現…好きだ。

夢を追う人たちは外側へ矛先を向ける訳ではなく、自分の内側と向き合い続けることができる素敵な人間なのだと、優しく寄り添ってくれているように感じました

だからこそ<痛みを抱き締めて進め>と、強く背中を押してくれているのだと思います。

 

そして2番サビの歌詞がこちら。

あるがままの姿で
自分のままで生きさせて
正直者は馬鹿をみるが
きっと人生は素晴らしい

下らない
なんて下らない
無駄な事だって言われても
いいんだ 下を見ないで
ひたすら登って行けたらいい

前半は1番サビと同様に、主人公の心の叫びと清水さんからのメッセージが歌われます。

正直者でいればいつか必ず成功する!なんてことは言わず、<正直者は馬鹿をみる>と現実的な歌詞を綴った点はまさに清水さんらしいところ

馬鹿をみると分かっていながらその道を選ぶことは、はたから見ると下らない選択に見えるかもしれません。きっともっと安牌な道を進むことはできるはず。

しかしここでは、夢があるのにそこから逃げるような生き方こそ下らないのだと、吐き捨てるような言葉が歌われます。

周りの批判を<下>と捉えて、それらを気にせずにひたすら自分の目指すところまで登っていけばよいのだと。

たとえ馬鹿をみたとしても素晴らしいじゃないかと、自分に素直に生きる人たちを全力で肯定してくれているのです

 

続くフレーズは1番Aメロと同様なので割愛します。

そしてラスサビの歌詞がこちら。

あるがままの姿で
自分のままで生きさせて
努力は実りづらいが
きっと人生は素晴らしい

泥くさい
なんて泥くさい
だからこそ綺麗な綺麗な虹を
見つける権利がある

引き続き1番2番サビ部分と同様に、主人公の心の叫びと清水さんからのメッセージが歌われます。

ここでも<努力が実りづらい>という等身大の歌詞が綴られているのです。

困難に立ち向かいながらも強く生きる人たちにかける言葉としては、あまりにも残酷ではありますが、その言葉はプロセスの大切さに気付かせてくれます

努力が実るのか、はたまた馬鹿をみることになるのかは、それほど重要な問題ではないということではないでしょうか

それよりも、どれだけ泥臭く生きてきたのかという生き様の方がよほど大切なことなのだと思います。

ここで歌われる<綺麗な綺麗な虹>とは、おそらく主人公が目指す夢や理想のこと

そこに辿り着くには、少なくとも泥臭く生きる必要があるということなのです。

ラスト一文が<見つけることができる>ではなく<見つける権利がある>であるところもまた、心にグッとくるポイントでした

 

最後はこのフレーズで終わります。

音がさ 外れても
たとえ口塞がれても
僕は僕だと
自分の声で歌おう

代わりはいないと
自分の声で歌おう

最後に歌われているのは、清水さん自身の決意ではないでしょうか

主人公と自分をぴったりと重ねながら、等身大の言葉を綴っているように感じます。

<音が外れる>ことや<口を塞がれる>ことは、アーティストにとっての大きな失敗であり困難として捉えられますが、それでも強く歌い続けるのだと。

自分の声で自分らしく、ありのままの言葉を伝えていくのだと

そんな強い意志を、この曲に詰め込んだのではないでしょうか。

誰がなんと言おうとback numberはback numberらしく突き進むという決意を、この曲と共に改めて刻み込んだのだと思います

 

 

ぜひ歌詞の意味を踏まえて、改めて『ベルベットの詩』を聴いてみて下さい。

聴く人の心にしなやかな強さを授けてくれるはずです。

 

『ベルベットの詩』のフル視聴はこちらから!

 

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