本を読んだりセミナーに行ったりして勉強しても、その瞬間はやる気がみなぎるものの数日後には元の生活に戻っている。
そんな経験をしている人は少なくないと思います。
以前このようなツイートをしました。
【学んだ気になって終わる人】
こういう人達は、
・本当の意味で府に落ちてないどうすれば府に落とせるか
・徹底的に自分の言葉で落とし込む
・とにかく小さく行動する学んだ後に自分の言葉で府に落とし
小さく小さく実践し
そして自分に自信をつける自信がつけば、
行動が変わり習慣が変わる。— 荒井貴裕 / 目標達成キャンプU-26 (@Takahir0_arai) February 6, 2020
今回は、『学んだ気になって満足する人』にならないためにすべき事について書いていこうと思います。
この記事は、
- いつも学んだだけで終わってしまっている人。
- 最初だけ勢いがあるけど継続力がない人。
- 気づいたら本やセミナーに手を出してしまっている人。
こんな方に是非読んでいただきたい内容になっています。
学ぶこと(インプットすること)はとても大事なことですが、行動に移さなければただの宝の持ち腐れになりかねません。
せっかく学んだことも意識せずにいると次第に記憶の彼方に忘れ去られてしまいます。
しかし大抵の人が自ら学ぶ目的は、おそらく何か行動に移したり、仕事やプライベート生活で実践するためだったりするはずです。
この記事を読んで、少しづつアウトプットを習慣化し、学んだことを確実に自分の力に変換していきましょう!
エビングハウスの忘却曲線
まず初めにエビングハウスの忘却曲線というものをご紹介します。
かなり有名なグラフなのでご存知の方も多いかもしれません。
これはドイツの心理学者エビングハウスが発見した中期記憶の忘却を表す曲線です。上のグラフは経過時間ごとの節約率のを示したものになります。
節約率とは、一度覚えた内容を再び覚え直す際に節約できる時間の割合のことです。
※この実験使われたのは相互に関連を持たない無意味な音節であり、勉強のような体系的なものであればもう少し曲線は緩やかになると言われています。
ここでもっともお伝えしたいことは、人はどれだけ頑張って勉強したり暗記をしたりしても、長期間放置をしていると、その知識を元の状態に戻すために新たな労力が必要になるということ。
例えば、読書で新たに得た知識をすぐに定着させるべく、繰り返しアウトプットをするくらいでなければおそらく、知識を取り戻すための労力を代償に後日学び直すということを人間はしないということです。
徹底的に自分の言葉で落とし込む
では、せっかく得た知識をどうすれば確実に定着させることができるのか、僕は自分の言葉に変換し徹底的に落とし込むことをオススメします。
『学んだ気になるだけで満足してしまう人』は、読書などで得た新しい知識を本当の意味で腑に落とすことができていない可能性が高いです。
そこで、本当の意味で腑に落とし理解するために最適なのが、自分の言葉で再定義することになります。自分の言葉で言い換える為には、内容をしっかりと納得した上で自分が他の誰かに発信できる状態になるということです。
そして、エビングハウスの忘却曲線にもあるように、この言葉の再定義にはとにかく「情報を新しく得たその場で」を意識して取り組んでみてください。
すぐにやればやるほど、自分の血肉に変換できる可能性が高まります。
言語化に慣れていない人は、まず少しづつ始めれば大丈夫です。焦らず徐々に自分の言葉に落とし込むことに慣れていくと、再定義のための言語化スピードが必ず上がっていきます。
自分の言葉で発信する
学んだことや得た知識を自分の言葉で再定義して落とし込むだけでも、大きな効果がありますが、さらに自分の血肉に確実に変換するには発信することが大切です。
ここでももう一段階、『自分の言葉に落とし込めたつもりになって終わる人』になってしまうことを防ぎましょう。
発信したり誰かに自分の言葉で伝えてみたりすると、意外と詰まってしまったり質問に答えられなかったりすることが往往にして起こってきます。そうやって曖昧になっていた部分を重点的に学び直せば良いということです。
どこまでは理解できていて、どこからは理解できていないのか。曖昧になっている部分を特定し知っておくことはとても大切になります。
自分の現状を適切に把握できていないことが、様々な悩みを引き起こしたり、自分の頭をパンクさせてしまったりするのです。
何か本やセミナーなどで勉強(インプット)をしたら、その直後に自分の言葉で再定義し外に発信する。この一連の流れを徹底することで、『ただ学んだ気になって満足してしまう人』から抜け出せるようになります。
- 本などを使って勉強(インプット)をする。
- 学んだ内容を再定義し徹底的に自分の言葉にして落とし込む。
- 自分の言葉で外へ発信し伝える。
- 1〜3の繰り返しで『ただ学んだ気になって満足する人』を抜け出せる。
何かを学んだ時、大事なのはその後の行動です。
小さく小さく行動を変えていけば、少しづつ自分に自身がついてきます。その自身が更に大きな行動の変化を生み、その行動がやがて習慣になります。
学んだ直後に自分の言葉で再定義し、徹底的に自分の中に落とし込むことが習慣になれば、学びっぱなしの『学んだ気になって満足する人』卒業です。
是非小さく小さくできる範囲で、自分の言葉で学びを再定義する習慣をつけていってください!