King Gnu(キングヌー)『カメレオン』の歌詞とその意味&魅力について解説していきます。
この曲は、5thシングル『カメレオン』としてリリースされた楽曲。
フジテレビ系月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主題歌として書き下ろされました。
いったい歌詞にはどんなメッセージが込められているのでしょうか。
現在は簡単な楽曲詳細の掲載のみとなります。
楽曲考察についてはしばしお待ちください。
King Gnu(キングヌー)公式Instagramの投稿から。
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後半ではこの楽曲の意味などについて詳しく書いているので、是非最後まで目を通してみてください!
それでは早速『カメレオン』の歌詞紹介から書いていきます。
あくまで筆者自身が解釈したものになるので、一つの参考として受け取っていただけると幸いです。
King Gnu『カメレオン』歌詞
歌手:King Gnu
作詞:Daiki Tsuneta
作曲:Daiki Tsuneta
収録:5thシングル『カメレオン』
発売日:2022年3月16日(水)
突き止めたい
叶わない
君の正体は
迷宮入りの
難解なミステリー
心変わり色変わり
軽やかに姿を変えたのは
悲しいほどの夕暮れ
僕の知らない君は誰?
急行列車が通り過ぎた
寂れた駅のホームには隙間風が吹き抜けた
君の姿はどこにも見当たらなくて
時を経て通話画面に映った君は
もう僕の知らない君でした
幸せそうに笑うから
つられて僕も笑ってしまった
何度でも
何度でも
塗りつぶして
汚れた悲しみの
上から白い絵の具で
全てを台無しにして
放り出してしまった夜さえ
キャンバスは色付くから
涙滲んでにわか雨
記憶の中の君と
今の君はどちらも真実で
鮮やかに色めく君は
もう僕の知らない色
何度でも
何度でも
塗りつぶして
今の君にお似合いの
何色でも構わないの
伝えたいこの想い
それすら叶わないけど
口にすれば単純な強がり
隣に僕が居なくても
突き止めたい
敵わない
君の正体は
迷宮入りの
難解なミステリー
心変わり色変わり
軽やかに姿を変えたのは
悲しいほどの夕暮れ
僕の知らない君は誰?
『カメレオン』歌詞の意味&魅力
この曲『カメレオン』はドラマ主題歌として書き下ろされた楽曲ということで、ドラマ『ミステリと言う勿れ』のストーリをなぞるような歌詞が展開されています。
ドラマのあらすじを簡単にまとめるならば、主人公が紡ぐ言葉で様々な事件を解決すると同時に、その裏側にある人間一人一人が抱える苦悩を紐解いていくという物語。
ただ事件を解決するだけのミステリー作品ではなくて、目に見えない部分にも寄り添ってくれるのがこの作品の特徴になります。
下記が作詞作曲を手掛けた常田さんのコメントですが、『カメレオン』の歌詞にも同じことが言えそうです。
一つの事件にしても一人の人間にしても、それらは実に多面的で色々な顔を持っているものです。私たちは怠惰な生き物ですので、ある一面だけで判断して総てをわかった気になってしまいがちなのですが、そこで零れ落ちた側面もまた、その人の大事な大事な真実だったりもする訳です。人間という複雑な生き物を、諦めず理解しようと向き合い続けるそこに愛があるのではと思いこの曲を書き下ろしました。
追伸 : 同世代の星、菅田将暉との初タッグということで気合い満々で挑んでおります。めちゃくちゃ名曲出来ちゃったっぽいのでご期待ください!
ドラマの内容や常田さんのコメントなどを踏まえて考察すると、タイトルの『カメレオン』が意味するものは”一人ひとりの人間そのもの”だと思われます。
体の色を自由自在に変えて姿を隠すカメレオンのように、人間もそれぞれが心の内側に自分だけの秘密を抱えて生きているということなのかもしれません。
見抜けそうで見抜けないものに対峙したときに、人は何を思いどんな行動を起こすのか。
そんなことがこの曲では歌われていくのです。
公式MVの紹介
こちらがYouTubeで公開されている『カメレオン』公式MV。
ここからは歌詞解説をしていきます。
1番:歌詞の意味
冒頭頭サビの歌詞から始まります。
まずは前半部分から。
突き止めたい
叶わない
君の正体は
迷宮入りの
難解なミステリー
この曲では主人公と”君”という2人の登場人物が描かれます。
そして、このパートで歌われるのは主人公の願い。
主人公には「君の正体を突き止めたい!」という強い願望があるようなのです。
一体なぜ、君の正体を突き止めたいのでしょうか。
それはもちろん君の正体が分からないからなのですが、ただ分からないだけではなくて<迷宮入りの難解なミステリー>だからだと歌われています。
<正体>とは本性とも言い換えられそうですが、この世界には他人の本性ほど難解なものはないのかもしれません。
おそらく誰もが知りたがっているはずなのですが、その難解さ故に多くの人が曖昧にしてしまっている部分でもあるのです。
ここではそんな事実を踏まえた上で、
「本当にそれでいいのだろうか?」「みなさんは一人ひとりの<正体>と真剣に向き合えていますか?」と常田さんから問題提起されているように感じられます。
そして頭サビ後半部分の歌詞がこちら。
心変わり色変わり
軽やかに姿を変えたのは
悲しいほどの夕暮れ
僕の知らない君は誰?
ここでは人の本性が<難解なミステリー>である理由が歌われます。
それは、人の心は複雑な要素が絡まりあってできているものであるから。
置かれた状況や、関わる人たちによって別人に見えてしまうものだからこそ、完全に解明するのが難しいのです。
おそらく主人公が見ている”君”の姿は、君を構成する一部分に過ぎないのだと思います。
他の人が別の視点から見ると、また違った君の姿が見えるのかもしれません。
主人公からすると全くの別人のように見える人物もまた、正真正銘の”君”なのです。
そう考えると少し切なくなってきますよね。
おそらく主人公は、自分の知らない君を知る度に虚しさを感じているのだと思います。
続く1番Aメロの歌詞。
急行列車が通り過ぎた
寂れた駅のホームには隙間風が吹き抜けた
君の姿はどこにも見当たらなくて
このパートでは、様々な面を持った人間のことが情景描写の中で表現されています。
主人公は駅のホームに立っているのかもしれません。
そして反対側のホームに”君”が立っているのです。
しかし、急行列車が通り過ぎる一瞬の間に”君”は目の前から姿を消します。
通り過ぎる電車に飛び乗るわけはないので、おそらく”君”が物理的に姿を消したわけではなく、目を離した一瞬の間に他の知らない誰かに変わってしまったということを表しているのではないでしょうか。
目の前に”君”は変わらず立っているはずなのに、主人公の知っている”君”とは違う姿になっていたために気づかないのです。
人間という生き物はほんの一瞬の時間で、全くの別人に変わってしまうこともあるのだということなのかもしれません。
その後1番Bメロの歌詞が続きます。
時を経て通話画面に映った君は
もう僕の知らない君でした
幸せそうに笑うから
つられて僕も笑ってしまった
このパートも直前Aメロ部分に引き続き、人間の多面性が情景描写で表現されています。
主人公と”君”はビデオ通話をしているのでしょうか。
2人は昔から互いを知る仲だったようですが、少し見ない間に<僕の知らない君>になっていた歌われるのです。
幸せそうに笑う君が今の君ならば、主人公の知っていた君は苦しみの中にいた君だったのかもしれません。
ただひとつ明確なのは、今目の前にいる君が幸せそうだという事実だけであり、この事実が主人公に少しばかり寂しさを感じさせるのです。
君が幸せそうで嬉しいはずなのに、どこか心に穴が空いてしまったような感覚に陥っているのではないでしょうか。
そんな複雑な感情が詰め込まれたBメロパートでした。
そして1番サビの歌詞。
何度でも
何度でも
塗りつぶして
汚れた悲しみの
上から白い絵の具で
全てを台無しにして
放り出してしまった夜さえ
キャンバスは色付くから
涙滲んでにわか雨
Coming soon…
2番:歌詞の意味
冒頭Aメロ部分の歌詞から。
記憶の中の君と
今の君はどちらも真実で
鮮やかに色めく君は
もう僕の知らない色
Coming soon…
そして2番サビの歌詞がこちら。
何度でも
何度でも
塗りつぶして
今の君にお似合いの
何色でも構わないの
伝えたいこの想い
それすら叶わないけど
口にすれば単純な強がり
隣に僕が居なくても
Coming soon…
そしてラスサビの歌詞がこちら。
後半部分は冒頭頭サビと同様になるので割愛します。
突き止めたい
敵わない
君の正体は
迷宮入りの
難解なミステリー
Coming soon…
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